【オリンピックよりパラリンピック！】
私が、パラリンピックに
興味を抱いたのは、
地元長野での冬季五輪の後に
開催されたパラリンピックから。
しかし、それには、
前段階というべき体験があるんです。
長野五輪の数年前、
自分が加入していたボランティア
主催のマラソン大会でのことです。
陸連公認のマラソン大会ゆえに、
街の中の距離の計測から、
車椅子出場者の前日に泊まる宿、
2段から3段ある廊下の階段は、
エレベータ以外、
すべて車椅子で登れるように
宿主の許可を得て、
傷つけず板を貼る作業とか・・。
そして、当日の競技運営等、
もちろん頑張ってはいたものの、
当時、それらは、自分としては、
多分、「いわゆる、いい子」に
なっていて、やっていたのでしょう
3キロ。6キロ。ハーフマラソン。
フル・マラソン。 車椅子。
当日、ほとんどの競技終了直前、
選手が少なくなった頃に、
私の目の前で、
ゴールインした２名の選手。
それは眼の見えない男性（ご主人）
を２メートル程のロープで結んだ
女性（奥様）が先導してゴールした
ハーフマラソンの部のカップル！
ゴール後、
泣きながら、２人は抱き合って、
感極まってか奇声を上げていた！
マズッた！
苦手の光景に、目の前で
出合ってしまった私！
自分の体じゅうの水分が涙となり
一度に全部ドバッと出た感じ！
それも息が出来なくなる程、
心臓が苦しく、呼吸できないくらい
トラウマ的な感動体験だった！
自分も、一緒に声を上げたいくらい
そんな場面に出くわしてしまった。
アレから、私は、
ボランティアにスイッチが入る。
今や、
「オリンピックより、
パラリンピック！」なんです。
【Chariots of Fire】 - Vangelis