ライターになりたい人は基本的に書くことが好きな人だと思いますが、自分の書く文章をしっかり分析できないとライターにはなれません。

分析するとは、自分の文章の強みを知るということです。
あなたは何について書くのが好きなのか、何について書くのが得意なのか、ですね。好きなことはたくさん書けますし、それが得意分野になるのは必然です。でもここで分析が必要なんですね。

例えば、あなたは洋服が好きでファッションライターになりたいとします。
「洋服が好きだから、洋服に関する記事を書きたい」
と思っていても、ショップの店長さんやデザイナー、メーカーの企画・販売担当者などに話を聞くのが好きなのか、それとも洋服そのものが好きなのかで書き方は違ってきます。

前者ならお店の取材やインタビュー記事を書く方が楽しく感じて良い記事が書けるでしょうし、後者なら洋服をスタイリングした雑誌記事や、カタログ的にいろんな洋服を紹介するような記事の方が向いているでしょう。

もちろん洋服が好きならどちらの記事もかけるでしょうが、

自分の書いた記事を読む → 分析する → 得意分野を知る

ということができれば、ライターになるための近道になるということです。自分で分析が難しければ、他人に読んでもらいましょう。必ず自分のとがった部分が見えてくるはずです。


illustrated by AkihisaSawada