【ライターシリーズ3】で、コミュニケーション力について書きました。

誰かを取材する時、当然ながら主役は取材相手です。ライターは取材相手が話しやすい雰囲気を作って、その人の持っているネタ、思いをいかに話してもらえるかが勝負です。

完璧な黒子ですね。私はこの‘黒子に徹する’というのが大好きです。
最近は表に出ないといけない場面も増えてきて、いつまでも黒子でいられない時も出てきましたが……。

それはおいといて、取材をうまく運ぶというのは、後々自分のライティングも楽にするということにもつながりますよね。
ダラダラと取材相手に話してもらって、録音した音声を後から聞いたらどこを使っていいのかわからないというのでは本末転倒。

私自身は音声を録音しつつ、取材相手の言葉で「これ」と思ったものはメモしています。家に帰って読み返して、その言葉たちを紡ぎあわせて原稿にします。

その価値ある言葉を取材相手から引き出せた時の満足感といったら最高です(笑)これは直接お会いして取材するからこそ、できることかも。顔を見て話をするって大切だと思います。

別に取材ではなくても誰かと話をする時、相手のいろんな話を聞き、相手が持つ引き出しをたくさん開くことがコミュニケーション力をつける良い練習になると思います。


illustrated by AkihisaSawada