よく使う接続詞

 

今日は接続詞のお話を。

接続詞は文と文の関係を表す言葉です。
接続詞をうまく使うと、読者に「次に文章はこっちの方向に展開するのだな」という

ヒントを与えて、スムーズに文章を読んでもらう助けにもなります。

 


よく使われるのは、

 


「しかし」・・・ここから今までと逆の内容が述べられるのだな」と分かります。
「たとえば」・・・「例が来るんだな」と分かります。
「また」・・・「並置される内容が来る」と分かります。
「ところで」・・・「話題が転換する」と分かります。
「したがって」・・・「結果が来る」と分かります。

 


この辺りでしょうか。


これらを間違って使ってしまうと、全く違う意味の文章になってしまったり、

意味の分からない文章になってしまうので要注意です。

 

 

間違えがちな、多重の逆接

 

接続詞そのものは間違っていなくても、まずい使い方になってしまうのが、

「多重の逆接」です。

 

 

例文です。



『文章を書くのは難しい。しかし、書かないと誰にも伝わらない。
だが、考えて書かないと誤解を生むことがある。そうすると、また書けなくなる。

どちらかと言えば言葉を多めに書くほうが良いけれども、長いと最後まで読んで

もらえなくなる。でも、構成を工夫すれば読んでもらえるかもしれない。』

 


ここまで連発する人はいないかもしれませんが、こんな文章は読者を疲れさせて

しまいます。
直すとしたら、



文章を書くのは難しいが、書かないと誰にも伝わらない。
考えて書かないと誤解を生むかもしれないと思うと、また書けなくなる。

どちらかと言えば言葉を多めに書くほうが良いが、長いと最後まで読んで

もらえなくなる。そこには構成の工夫が必要だ。』



こんな感じですね。
文章の流れを整理して、なるべく「多重の逆接」にならないように気をつけましょう。

 

 

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