戦国診断室


【出版社】GH株式会社(SPP出版)



【著者】 馬淵まり



【定価】1,600+(税)



【一言でいうと】 現役女医が戦国武将を診断した本




戦国関連の本っていろんなキリクチがあります。



例えば以前紹介した【武士のメシ】は、食文化研究家の永山久夫氏が戦国時代の食をエピソードと共に再現したものでした。



こちら ⇒ 武士のメシ



そして今回の本は、なんと現役の女医が戦国武将の病状や死因を診断するという、歴史を越えた、まさにJINみたいな本です!







●秀頼のBMIは41・5●



現代に残る歴史資料から、いろんな事がわかるわけです。



例えば、身長と体重がわかれば、BMI(肥満度)がわかるわけです。



それが寿命に関係していた場合もあり、医学的に戦国武将の健康度もチェックしています。



個人的に気になるのは北条早雲の健康診断の結果なのですが…







●家康の死因は鯛の天ぷらではなかった!●



また歴史的に病死した武将は【病で亡くなった】みたいに記録され、詳細については一般には広まっていません。



これらの武将の死因を現役の医者という立場で、いろいろと推理しています。



もちろん、死体を検死したワケではありませんが、残る文献からかなりの情報が分かるワケです。



例えば、ほぼ通説となっている徳川家康の死因について、この本では鯛の天ぷらではなく、別のものとしています。



これは、私も知らない意外なものでしたよ。







●個人的な想ひ●


私の感想ですが、この本読んで、改めて戦国のキリクチって、いろいろあるんだな~と思いました。



また著者の馬淵先生は、愛知県在住で、秋田大学医学部大学院修了の医学博士。



専門は糖尿病ですが、医者としての見方から、歴史学者とは違う武将の健康状態をチェックするというのは、なかなか面白かったです。



戦国関連の本は、毎月、かなりの勢いで出版されていますが、そんな中でも要チェックの歴史本だと思いました。



まずはあなたの家の近くの本屋でチェック!!



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