【春日山城レポ 16/21】
戦国時代の山城は、敵に攻められた時のことを考えていろんな工夫が成されています。
曲輪(くるわ)といった削平地も単に平地があるからといって置かれたのではなく、意味があります。
春日山城の二ノ丸は、地図で見てみると本丸の真下を守る重要な場所。
また大手道から攻め上って来る敵に対しても備えていた事がわかります。
↑ 現在では空き地になっていますが、当時は何か建物があったのでしょうか?
看板の背後が本丸。
つまり謙信がいた場所ということですね。
なので本丸は二ノ丸と景勝屋敷に挟まれて守られていたという事がわかります。
ココも重要拠点です。
↑ ところで古地図によると、『台所』との記載があるそうな。
なるほど。
山城でも米を炊きますし、調理もする場所が必要です。
以前紹介した愛知県豊田市にある足助城(あすけじょう)にも、発掘調査の結果、炭化物が出てきてカマド、もしくは調理場の跡ではないかと思われる場所がありました。
もしかすると春日山城の炊きだしはココで行われていたのかもしれません。
ハラが減っては戦はできませんからね。
※ 続きを読む → 米蔵の土塁は見どころ!
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