イギリス リヴァプール - ビートルズに出会う町 | * たびばな * 旅好き女子のあちこち歩き

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主に鉄道でヨーロッパ34カ国、世界57か国をぐるぐると駆け回り、とにかく歩き回った、充実した旅の記録です。いろんな人に出会ったり、いろんなものを食べたり、旅のワクワクを少しでもおすそ分けできれば嬉しいです。持ち物やルート、予算についても情報いっぱい。

2012年 6月。

 

仕事でリヴァプールに出かけてきました。

 

 

リヴァプールは、イギリスの中西部の中規模都市で、ロンドンからだと、鉄道で 約3時間ほどの距離です。港を含めた古い街の様子が世界遺産にも登録されている、歴史ある港町。

 

世界遺産の港湾都市リヴァプールとしての町の様子は 「イギリス世界遺産 - 港湾都市リヴァプール 」 で触れたので、今回は、リヴァプールのもうひとつの顔、ビートルズにまつわる町歩きを!

 

仕事だったので自由な時間がそれほどたくさんあったわけではないのですが、それでも少しだけ、時間をみつけて町を歩くいてきた時間を、ほんの少しだけ、おすそわけします。

 

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リヴァプールといえば、ビートルズ発祥の街。

街中にビートルズゆかりの場所や、ビートルズにちなんだ観光地などが点在しています。

 

リヴァプール出身の4人の若者ジョン・レノン、ポール・マッカートニー、ジョージ・ハリスン、リンゴ・スターからなるビートルズ は、商港都市としてのリヴァプールが斜陽になり、不景気の嵐が吹く中、誕生しました。

 

 

リヴァプールはもともと、日本の横浜や神戸のような、世界とつながるイギリスの玄関口。貿易船の乗り組み員の黒人たちからジャズやブルースがもたらされ、アメリカからロックンロールのレコードが一番最初に入ってきたのも、この町です。

 

そういった音楽的な土壌に、不況に負けない反抗心と、不況を乗り切るユーモアがまじりあって生まれたのが、ビートルズ。

 

彼らのヒット曲 「ハード・デイズ・ナイト」 には、「キツい一日だった、犬のように働いて、丸太のように眠る」 という歌詞がありますが、まさに、リヴァプールの労働者階級から出てきた音楽なんですね。

 

 

と、いうわけで、ビートルズのリバプール散歩は宿泊したホテルから!

実は今回リバプールで泊まったホテルは、その名もズバリ、「ハードデイズナイトホテル Hard Days Night Hotel」。

 

ビートルズのギャラリーやグッズショップを併設した、ビートルズマニアの御用達です。

 

ホテル内にはいたるところにビートルズの写真が飾られ、レセプションのフロアの天井のライトには、楽譜のページを丸めた装飾が。

 

 

 

 

ロビーフロアに設置されたジュークボックスも、もちろん全部ビートルズ。

 

 

 

階段には、若いころのビートルズの写真があふれていて、どっちを向いてもビートルズです。

 

 


わたしはマニアというわけではないけれど、いちファンとして、やっぱりウキウキしました。

 

 

ビートルズだらけなのはお部屋も同じ。

 

お部屋にはそれぞれ、メンバーのポートレートが飾られているんです。それも、全室、違った写真。誰にあたるかとワクワクしてドアを開いたわたしの目に飛び込んできたのは リンゴ・スターが加入する前のドラマー、ピート・ベストでした。最初はだれかわかんなかった。

 

確かに 超レアな部屋ってことで、熱烈なファンには嬉しいんだろうけども、ちょっと微妙な気分?

 

 

 

さらに、お部屋のアメニティも全部ビートルズ。

お掃除しなくていいですよ、の 「Don't Disturb」 のカードは、ここでは 「Let it be」 です。たしかに、「あるがままに / そのままにしておいて」 という意味だもんね。

 

 

 

シャンプーや石鹸にも全部、音楽にまつわることが書いてあるんです。

 

 

どれも可愛かった!

 


わたしが泊まったのは通常のお部屋 (ラグジュアリールーム) だったのだけど、ジョンやポールの部屋をイメージしたスイートルームもあって、レノン・スイートのほうには白いピアノもあるんだそう。(右は、ホテルのウェブサイトからお借りした写真です)。

 

 

ホテル内のレストランでは、結婚式も行われます。

All you need is Love とかみんなで歌いたい!

 

 

さて、ホテルを出るとすぐに、隣接されているのがビートルズショップ。

Tシャツやトートバッグ、CD、ポートレートのパネル、ありとあらゆるグッズであふれてます。

 

 

 

そして、角を曲がると、ライブハウスやバーが連なる路地に出ます。

 



その路地にあるのが、ビートルズが初めてライブを行ったという 「The Cavern Club」。

 

 

夜はいまでもライブハウスですが、昼間は観光客のために開放されているようなので、ちょっと中に入ってみました。

 

 

らせん階段をかなり地下まで下ると現れる、洞窟みたいな感じの店内。

 

 

 

 

 

彼らが使った楽器などが展示されていました。

 

 

 

ここでは、The Beatles だけではなく、The Who などイギリスの人気バンドが演奏していた模様。いまも、リバプールの若いバンドたちが週に 4回、ここでライブを行っています。

 


「Liverpool Now!」 という、このライブハウスで演奏している最新バンドたちのコンピレーションアルバムも売っていました。最新のマージービートが聴けますよ!

 

 

というわけで、ペニー・レインにもストロベリー・フィールズにも行く時間はなかった今回、ビートルズをめぐる旅はこれで終了。

 

アルバート・ドックにある 「The Beatles Story」 という博物館にも行ったんですが、午後 5時過ぎに到着したとき、すでに閉館していたんです。(実際の閉館は 7時なのですが、5時には入場が終了してしまいます)。

 

 

リヴァプールは、全体的に夜が早い街で、バーやクラブなどが集まる繁華街以外は、ショップもレストランもかなり早い時間に閉まってしまうんですよね。

 

10時を回ると、中心部では食事をする場所に困る感じでした。

観光に行かれる方は、遅く到着するとマクドナルドしか空いてないので、注意してね!

(街の中心部なら、スーパーマーケットが遅くまであいていたりもします)。

 

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そうそう、リヴァプールと言えば、ビートルズのほかには、サッカーでも有名な街。

リヴァプールFC と エヴァートンFC、2つの強豪チームを擁する町です。

 


アルバート・ドックにあったお土産屋さんで、リヴァプールFCのテディベアを購入して何気にハッピーな夜。

 

イギリスの夏と言えばコレだよね、の 「Pimm's ピムス」 を、ちょっとさみしいけど缶で購入してひとりで乾杯です。

 

 

ジンをベースに、各種ハーブなどを加えたリキュール Pimm's は、炭酸水で割って、柑橘系の果物やきゅうりなどのスライス、ミントなどを加えて飲む、軽くてさわやかなお酒です。

 

こちらの缶も、グラスとオレンジ、ミントなどを用意して、注いで飲むのが正解。

 

 

リヴァプールのレポートはこれにて終了!

今度行くときは、プライベートで、もう少しゆっくりと観光できるといいなぁ。
 

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