2012年 6月。
すこしだけ長めの出張で、リヴァプール、パリ、ロンドンに足を伸ばしてきました。
仕事で行ってきたので、自由な時間がたくさんあったわけではないのですが、MTGの合間や早朝など、時間をみつけて少しだけ町を歩いてきたので、雰囲気だけ紹介させてもらおうかなと思います。
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ロンドンから、ヴァージン・トレインで 約 2時間半。
おおお、港町リヴァプール、わたしは実は、今回が初めてです！
港湾都市として、複雑な歴史を乗り越えてきたリヴァプール。
ちいさな港町でしかなかったリヴァプールが、17世紀にチェスターの港が衰退するのを契機に、三角貿易の中心の港湾都市として活気づきます。
産業革命を支えた大都市として、19世紀にはマンチェスターとの間に鉄道も敷かれて大いに発展しますが、世界大戦でドイツ軍の大規模な空襲を受けたこともあり急速に衰退。
以来、・・・あまり日の当たらない感じの町です。
それにしても、リヴァプールそのものの停滞に加えて、昨今のイギリス全土の景気の悪さの波も受けているのでしょう。景気の悪さを感じさせる町並みで、曇りがちなこともあって少々沈んだ町に見えました。
とはいえ、イギリスの中規模都市って、だいたいこんな感じですよね。嫌いじゃないです。
近年は、港町の名残や、ビートルズ発祥の地として、観光にも力を入れているようです。
こちらは、夕食を取りにでかけた、アルバート・ドック。
ドックという名前の通り古い港で、「海商都市リヴァプール」 として世界遺産に登録されている地区のひとつです。赤レンガの倉庫群はイギリスの保護対象建築でもあります。
くもり空で強風のこの日はあんまり町歩きには適していなかったというのもありますが、ちょっと鬱々として、うら寂しくて、海なのに解放感ゼロ (笑)。
でも、暗っぽい感じも、レンガな感じも、わたしはとても好きでした。
仕事じゃなければ、このあたりをもうちょっと歩きたかったな。
リヴァプールには有名な大聖堂が 2つあるというので、朝早くでかけて、見に行ってみました。
ひとつめは、こちらのリヴァプール大聖堂。
英国国教会の教会で、ゴシックのアーチの高さはイギリスで一番なんだそう。質素で骨太、飾り気のない教会建築はイギリスならでは。
教会の周りを歩いたのですが、暗くて圧迫感があって、お化けが出そうでかなり怖かった。
真ん中のアーチが、イギリスで一番高いアーチかな。
リヴァプールといえばビートルズ！ですが、ポールは子供のころ、ここの聖歌隊のオーディションに落ちたんだそう。また、ここはジョンが亡くなった時に追悼式を行った教会でもあります。
この教会から Hope Street を歩いていくと現れるのが、こちらのちょっと変わった大聖堂。
これが、リヴァプールで有名なふたつめの大聖堂です。
スペースマウンテンかと思うようなこちらの教会は、実はローマ・カソリックの大聖堂なんです！
内部はこんな感じ。いろんな意味で新しい。
ライティングも微妙で、落ち着いて神に祈るような感じじゃないように思うのだけど。
カソリックなだけあって、キリストや聖母の絵がたくさん飾られていたのですが、どれもが現代アートのような感じで。なんだか、建物ふくめて美術館みたいでした。
（美術館といえば、コンテンポラリー・アート美術館 「テート・リヴァプール」 に行く時間まではさすがに取れませんでした。残念だけど、そういうのはプライベートで来た際にね！）
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さて、教会つながりというわけではないのですが、仕事先の方に連れて行ってもらったレストランが、もと教会を改修した、素敵なレストランでした。
1F はバーフロアになっていて、2F がちょっと良いレストラン。
夜が遅くなると、バンドの生演奏も始まって、かなり盛りあがっていました！
せっかくなのでビートルズが聞きたかったな。
というわけで、次回はビートルズゆかりのスポットを紹介します。
ロンドン London － Liverpool リヴァプール (2.5h / ￡73.20)
Virgin Train
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