2009年 2月 23日。 今朝は早起きして、午前中に世界遺産のソルトマイン (岩塩鉱) にいくつもりだったのですが、あまりの疲労に、どうしても起きられず、二度寝。 結局、8時半に起床しました。 でも、考えたら、明るいうちに旧市街 (屋外) を見て、暗くなってから鉱山 (当然、屋内) を見るというこのスケジュールは、結果オーライだったかと。
シャワーを浴びて準備して、Part 1 の建物でチェックアウトをすませてから、旧市街へ。 旅も8日目に入り、緯度的にもやや南下してきているので、気温が少しだけれど上がってきているのかな。ヘルシンキやバルト三国とは、雪の質が変わってきました。
もちろん寒いことには変わりないのだけれど。 まずは、昨日は暗くてなんだかよくわからなかった、町の入口にある、バルバカンという円形城壁へ。(ワルシャワにもあったもの)。
すごいきれい。 だし、ドラクエ感。 さて、その奥にあるフロリアンスカ門から、旧市街に入ります。
昨夜は暗くて、全然違う方角から旧市街に入ったので、ここをくぐるのは、これが初めて。
さあ、城壁内、旧市街に入りました。 ワルシャワ同様、クラコフ旧市街も世界遺産。
まずは、暖かいものを体に入れなければ。 コーヒーが飲みたくてパン屋さんに入ったのですが・・・コーヒーマシンが故障とのことで、うっかりアイスティーのボトルを買うはめに。パンは、チョコレートパンです。
さて、パンを食べ終えて、旧市街の中心、マルクト広場へ。
中世から残る広場としてはヨーロッパ最大の広場だそうです。たしかに、とても大きな広場。ヴェニスのサン・マルコ広場のような感じです。
このプレッツェルの屋台は、ポーランドやスロヴァキア、オーストリアやドイツ各地でも見ました。
14世紀に建てられたルネッサンス様式の建物、織物会館の中は、お土産屋さんの立ち並ぶ通りになっていました。2階は国立博物館の分館になっています。
バルト三国やコペンハーゲンもそうだったけれど、このあたりは琥珀が特産なんですね。琥珀を扱うお店をよく見かけました。あ、そうか、バルト海で琥珀が取れるのか。 さて、広場を南下して、町の南端にあるヴァヴェル城を目指します。
途中で眺めた、ドミニカ修道院の切妻式屋根。 手前を、トラムが走って行きます。
さて、ヴァヴェル城に到着しました。 というか、大聖堂、旧王宮などが建つ、城壁に囲まれた丘の入口に到着しました。 ここから坂道を歩いて、丘に登ります。
やっと、丘の上まで上がってきました。雪が激しくなってきて、けっこう寒いです。
なんだかものすごい、増築に増築を重ねたかのように見えるこの建物は、大聖堂。すごい。見ていて飽きない面白さがありました。
広場から続く通路を抜けていくと、旧王宮の中庭に出られます。この通路が、なんだか古めかしくて雰囲気があります。
このお城のシンボルは竜なのですが、大聖堂の入口の門、なにか大きな動物の骨のようなものがぶら下がっていました。これ、まさか、「ドラゴンの骨」だったり…?
城を出たところにいた、民族衣装を着て立っていたおじいちゃん。 写真撮ったらチップをねだられました。
なるほど、商売だったのね。 ここから、建物がとても綺麗な通りを通って、マルクト広場に取って返します。観光用の馬車も走っていました。
広場に戻ってきて、馬車を目で追っていたら・・・ ・・・ああっ!
しかも増えてる!! (笑) ワルシャワで見た、「ビールさん (仮称)」 でした。
さてと、そろそろランチのお店を探しましょう。 マルクト広場をぐるっと回って、ぶらぶらとお店を覗いたりしつつ。
カフェの前に、ちんまりとおじさんの像が。
左側のおじさんたちの会話に耳をすましているよう。
さて、広場にある旧市庁舎の塔。なんで塔だけ? と思っていたのですが、1820年に旧市庁舎が取り壊された時に、塔だけ残されたのだそうです。
また、聖マリア教会は13世紀に建てられた教会で、国宝にも指定されています。
教会といえば、普通は正時になると鐘楼の鐘などがなりますが、この教会では、なんと、1時間ごとにトランペットが演奏されます。 トランペットの音色はYou Tubeにあげてあります↓ https://www.youtube.com/watch?v=g0Lcs799gXE 途中でブツリと切れるのが不思議だったのですが、あとで調べて納得。 昔モンゴル軍がクラクフを攻め入った時、この教会の窓からラッパ吹きがラッパを吹いて危険を知らせのですが、最後まで吹き終わらないうちにモンゴル軍の兵士によって喉を打ち抜かれて殺されたんだそう。なので、その時のラッパ吹きと同じように途中までしか演奏されないんだそうです。
さて、トランペットも無事聴いたし、ランチだ! 広場から脇道に入った所にある、カフェ・レストランのようなところでランチにしました。なぜかとてもパスタが食べたかったのです。
ポーランドビールがなかったので、チェコの Pilsner Urquell をお供に。タリアテッレ、おいしかった。 ランチを終えたら、次はどうしようかな?
クラコフのチャルトリス美術館にはダ・ヴィンチの 「白テンを抱く女」 が所蔵されているのですが、今日はあいにくの月曜日。美術館はクローズです。 そこで、もう旧市街を後にして、ヴィエリチカ岩塩鉱に向かうことにしました。● とりあえず、いったん、さよなら、旧市街よ。
「20世紀の幽霊たち」 ジョー・ヒル 小学館文庫
パン・オ・ショコラとネスティ 7.10 PLN (パン屋さん) ポストカード 5 PLN (書店) 切手 7 PLN (郵便局) ランチ 41 PLN (クラコフ)
※ 1 PLN (ポーランド ズローチ) = 約 30 円
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