新型コロナウイルスで「避難所の『密』を避ける」ために、さまざまな避難の方法が紹介されています。
というわけで今日のテーマです!
可能ならば、「おうち避難所」を作ろう!
「おうち避難所」は、自宅のどこかの部屋を避難場所にし、災害が一段落するまでそこに家族で身を寄せることです。
主に地震の場合が考えられますが、これからやってくる台風シーズンにも応用できそうです。
①「おうち避難所」の作り方
・背の高い家具を置かない(もしくは転倒防止をしっかりやる)
・窓にガラス飛散防止フィルムを貼る
・テレビやパソコンのモニターは固定などをする
・災害用の備蓄品はそのスペース周辺に置く
といった具合に、「大きめな地震(余震)が来てもまあまあ安心して暮らせるスペース」を作ります(「まずは生き延びること」最優先)。
「リビング」でもいいですし、「誰かの部屋」でもいいです。家族全員が寝たり生活できるスペースが作れるところなら大丈夫。
もし、停電したとしても照明に使うライトは少なくて済みますし、「家族がいっしょ」という心強さもあります。
これは、注意することを守れば「大雨」「台風」でも応用することができます。
②「おうち避難所」に向かない場合
A.そもそもそんな場所がない(笑)
・・・無理にやらなくていいです。
B.(地震後)家が傷んでそうで怖い
・・・「壁にひびが入った」程度はあまり問題ありません。「ドアが開かなくなった(開きづらくなった)」など、「家がゆがんでいる場合」はおうちにはとどまらず避難所などへの避難ををおススメします。
C.(地震後)近くで火災が発生した
・・・消火しきれず、家に燃え移る可能性があります。火の手が見えたら自宅にとどまるのは危険です。なお、遠くで発生した火事がいつのまにか近所まで燃え広がっている場合もあるので、周辺の様子はチェックしましょう。
(ご近所さんと助け合うためにも、家族の誰かは外の安全なところにいるほうがいいです)
D.(水害・台風)うちが「ハザードマップ」の危険場所内、または近く
・・・「洪水想定範囲」「土砂災害危険地域」の中、もしくはその近くであれば「大雨警戒レベル3相当」で家から逃げる準備を始めてください。
(特に洪水は、「ハザードマップ」の浸水想定区域はけっこう正確)
「家の裏山が急な斜面」という場合、地震でも大雨・台風でも崩れる可能性があるので、家から逃げることを優先に考えてください。
「おうち避難所」はあくまで「家にとどまっても安全な場合」に役に立ちます(いや、多くの場合は役に立つんですけどね)。
そして、「おうち避難」中は町内会などに入っていてもいなくても、ご近所さんとは積極的に力を合わせて生き延びてください。
ホントはみんなが避難所に入ることができて、ある程度快適だったらいいんですけどね・・・。あまり現実味がない話です。
今回も最後までご覧くださいましてありがとうございました!
轟コンサル
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