【会話ブログ】信頼は時に揺らぐもの? 後編 | 【会話ブログ】

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恋人の男友達、女友達、許せる? 許せない? ブログネタ:恋人の男友達、女友達、許せる? 許せない? 参加中


前回

「中には恋人が異性の友達を持つ事を許さない人もいるみたいだな」

「しつこいわね。それがどうかしたのかしら」

「し、しつこい?僕何か言ったっけ?」

「さぁ、どうかしらね。私があなただけと会話をして一生を終えると思ったら大間違いよ。私だってあなたとの会話以外のどこかから情報を仕入れてしまう事があるのよ。ずいぶんと視聴率の良い恋愛に関するテレビがあったんでしょう?いかがわしいわね。あら、テレビがあったと言うとテレビが勝手に放送したみたいになってしまうから番組があったと言うべきだったわね。とか言っていたわね、確か」

「確かに何だか人づてみたいな表現だな……まぁお前の予想通り、昨日テレビを観ててちょっと気になったんだ」

「うるさいわね。とにかく浮気とか何とか、他の人に当てはまるからといって自分にも当てはまると思ったら大間違いなのよ。世の中に恋人がいる人はたくさんいるでしょうけれど、私の恋人をしているのは世界にあなたしかいないのよ、って、何を言わせるのかしら、みっともない」

「ううっ、そうだよな、僕にとってはお前がどう思うかだけが重要だ。先日は確か今のお前だけを好きでいて欲しい、みたいな事を……」

「ちょっと、くだらない話を意外と乱れない記憶力で蒸し返したりしないでちょうだい、侮れないわね。結局今日は何が言いたいのかしら?私が夜な夜なフライドポテトと待ち合わせて家に連れ込んで浮気をしているとか言い出すつもりじゃないでしょうね」

「いや、そういうのを浮気って言い出したらもう重症だと思うぞ。恋人と食べものを比べるような価値観だと食事も恋愛も窮屈になるような気がする」

「あらそう。という事は比べはしないけれど同等だと言いたいのね。私に接するのと同じような想いで好物のトンカツを食べているのかしら、いかがわしいわね。私の衣が簡単に脱げると思ったら大間違いよ」

「何を言ってるんだ!食べものと恋人とをごちゃごちゃにして考えたりしない、って言ってるじゃないか。そんな事を言ったらお前の一番好きなのは僕じゃなくてフライドポテトになっちゃいそうだし……」

「何をごにょごにょ大好きな彼女の口の中どころか内臓にまで直接触れる事が出来る食べものに嫉妬している変態男のようにつぶやいているのかしら、気持ち悪いわね。とにかくいつまでこんな恥ずかしくてみっともない話を続けているのかしら。このままでは何一つまともに発表出来ないじゃないの。まず第一に私はフライドポテトがないと生きていけないけれど、あなたがいなくても生きていけるのよ」

「こら!言ったそばから思いっ切りまともに発表しないでくれ!流石に傷付くぞ!」

「そもそも私が知らないところであなたが何をしようが私には何も関係が無いじゃないの。ハイジとどんな話をしているのかも興味が無いし、私には知りようもないし、気にするだけ無駄よ」

「またそんな投げやりな……まぁ信じてくれてるんだったら嬉しいし、お前を裏切ったり傷付けたりする事は絶対に無いから心配しないで欲しいな」

「あら、あなたの私への想いなんて何一つ分からないから信じられないわ。私のあなたへの想いだってあるのか無いのか分からないくらいだし、今後は二人が別の道を歩む事だって考えられるわね」

「うううっ、いつの間にこんな冷めた状況になってたんだ……僕はいつだってお前の事だけが好きなんだぞ!」

「……うるさいわね。何を突然興奮しているのかしら。あなたとはもう共に行動出来ないわ」

「おい!どうして突然別れるような事を言うんだ!」

「違うわよ。あなたにはまともに発表出来ないわ、って言ったの。先程そう宣言したじゃないの。それ以降の言葉は全て本来の言葉の意味とは全く違う意味よ」

「え?そ、そうだったのか。って事は逆の意味なのか?えーと、何て言ってたっけ……そんな事しないではっきり言ってくれれば良いのに」

「うるさいわね。言葉が本命から離れて浮気をしていただけよ」


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