【会話ブログ】再放送にして新放送 | 【会話ブログ】

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再放送してほしいドラマ ブログネタ:再放送してほしいドラマ 参加中


「昼間から夕方にかけてドラマの再放送をしてるケースが多いな」

「ええ、そうね。それがどうかしたのかしら。前回観た時にあなたが出演していなかったドラマは何回チェックしても出演していないから諦めた方が良いわよ」

「いや、別に自分の出演をチェックしてるわけじゃないぞ。そんなオファーがくるわけないし。何か再放送して欲しいドラマがあるか訊こうと思ったんだ。何かあるか?」

「さぁ、どうかしらね。そもそも新たに放送して欲しいドラマがあるかどうかを気にした方が良いんじゃないかしら。再放送に対して新放送とでも呼ぶべきかしらね」

「新しいドラマか……そうだなぁ。何か面白い内容ならどんなジャンルでも良いけど」

「あら、ずいぶんと適当な意見ね。ある程度は細かく希望を言わないとどのテレビ局も製作してくれないわよ。例えば不治の病になった人と病室で大騒ぎをして医者の説教に延々巻き込まれるドラマとか、刑事が推理を働かせるたびに全く推理と違う展開が起こって最終回まで犯人の手がかり一つ見付からないドラマとか、平凡な夫婦に平凡な子供が生まれて毎日全く何も変わった出来事が無く時間が過ぎ去っていくドラマとか、ボクサーが永遠のライバルとの戦いに向けて努力をして最終回に減量に失敗して終わるドラマとか、弁護士が被告に完全に言い負かされて弁士として再出発する……」

「ちょっと待った!どれもこれも物語として成立してないぞ!」

「あら、そうかしら。でも不景気や天災や政治不信や、色々な要因で人心が病んでいる現代ではどんなドラマよりも起伏に富んだ現実が展開していると思うわ。だからもうドラマは物語性なんて捨ててしまって、バラエティとはまた違ったわけの分からない事をやっていれば良いのよ」

「とはいえそんなシュールな内容ばかりじゃ年配の人とかにはキツイんじゃないのか?もっと分かりやすい時代劇みたいなのもあった方が……」

「あら、年寄りを年寄り扱いするからどんどん年寄りになってしまうのよ。今までに無い時代劇を見せればまだまだ死ぬわけにはいかないと思ってくれるんじゃないかしら。殺陣のシーンで主役と悪役が見事なブレイクダンスを披露したり、もしくは殺陣のシーンでたくさんのネズミ花火がグルグル回るだけのシーンに切り替わったり、悪人を裁くシーンで突然全編英語になってしまったり、誰も彼もが偽の印籠を持っていて誰が誰だか分からないまま敵も味方も入り乱れてバトルロイヤルに突入してしまったり、最後の重要な解決シーンになると必ずCMになるどころかCMが終わるとそのままエンディングのスタッフロールになってしまったり。それくらいの事はしても良いんじゃないかしら」

「それじゃ刺激を受けるどころか、時代劇にさえついていけなくなった事でショックを受けちゃう人も出てくるんじゃないのかな……」

「うるさいわね。それなら音声だけは従来の時代劇を流せば良いじゃないの。映像は全然違うけれど、観たくなければ目をつぶっていれば良いのよ」

「どんな放送なんだそれは!昔たくさんあったらしいラジオドラマみたいなカンジか?でもアクションがメインのドラマじゃキツイと思うぞ。もし目を開けてても映像と音声が全然違ってストレスになりそうだし……」

「うるさいわね。だったらそういう時こそ再放送を使えば良いじゃないの。逆転の発想よ」

「ああ、なるほど。ちゃんとした映像と音声のバージョンを流すのか。それなら再放送をする意味もあるかもしれないな。っていうか再放送しか観ないような気がするけど」

「違うわよ。逆転の放送よ、って言ったの。今度は映像と音声が逆の組み合わせになった状態で放送するに決まってるじゃないの」

「……日本人全員に映像と音声程度はいじれるような編集技術が身に付くかもしれないけどな……」


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