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6月に祝日を作るならいつ? ブログネタ:6月に祝日を作るならいつ? 参加中


「6月は祝日が無いけど、何か作るとしたらどんなのがあるだろうな」

「さぁ、どうかしらね。祝日がどうこう言う前に、去年 も全く同じテーマで話をした記憶があるわ。でも私達は今年が高1で、この春に出会ったばかりで、だから私が持つ去年の記憶というのはきっと幻かパラレルワールドか何かの記憶が混じってしまっているんでしょうね」

「……そ、そうだな……去年の今頃は僕達の会話はほとんど誰も聞いてくれてなかったし、そもそも去年の事なんて言わなきゃ誰も気付かなかったかもしれないのに……」

「何をごにょごにょ顔も名前も変えて逃げ回っていたのに時効成立寸前で捕まってしまった犯罪者のようにつぶやいているのかしら、気持ち悪いわね。私の記憶力では現実の世界以外の記憶が紛れてしまっても仕方が無いかもしれないわ。ついでに言うと、私のレベルになると未来の記憶だってあるわよ。来年もまたこのテーマで会話する事になるでしょうね」

「こら!そういう事を言うと来年まで覚えておこうとする人が出てきちゃうかもしれないじゃないか!新鮮味が無くなるぞ!」

「うるさいわね。記憶力が良いのをいつも羨んだりされるからたまにはこうしてデメリットや弊害を見せ付ける必要があるのよ。記憶力が良いのは決して長所ではないわ。人生は良い事ばかりではなくて、悲しい事や苦しい事がたくさんあるじゃないの。それらを全て鮮明に覚えていなければならないのは文字通りとんでもない苦痛なのよ。人が物事を忘却するのは幸せに生きていくために必要な自己防衛本能であって、才能の一つだと思うわ。だから私は一度手にしてしまった幸福を二度と手放すわけにはいかないのよ。って、何を言わせるのかしら、みっともない」

「な、何かスゴイ事を言われたような……もし僕と一緒にいるのが幸せだと思ってくれるなら、心配しなくてもずっと傍にいるぞ」

「何故か話が逸れたけれど、来年高1を迎えるパラレルワールドの私の事なんていちいち構っていられないわね。私を苦しめられるのは私くらいしかいないのかもしれないし、来年の私がどんな反応をするのか楽しみね」

「……せっかく真面目に熱い告白をしたのに思いっ切りスルーされたな……えーと、じゃぁもう去年はパラレルワールドだった、って事で良いか。とにかく6月に祝日を作るとしたら、ってのを訊きたいんだ」

「あらそう。きっと誰でも知り合いの中に一人くらいは6月生まれの人がいるんじゃないかしら?」

「まぁそうだな、別に友達じゃなくて知人程度の付き合いでも構わないんだったら確実にいると思うぞ」

「だったらその人の誕生日を盛大に祝ってあげれば良いじゃないの。その誰かを祝う日がそれぞれの祝日よ」

「なるほど。じゃぁその日は学校とか会社を休んじゃっても良いわけか」

「あら、どうしてそうなるのかしら。それでは祝祝日になってしまうじゃないの。祝う日という意味で既に祝日になっているから休むなんてとんでもないと思うわ」

「それじゃ意味無いじゃないか!盛大なパーティーが相次いだりして、かえって気ぜわしい月になりそうだぞ!」

「うるさいわね。どっちみちこれ以上休日が増えたって嬉しくも何とも無いじゃないの。昔はもっと祝日も少なかったし、学校もずっと日曜日だけが休みだったんでしょう?その方がたまの休みがとてもありがたいものだったと思うわ。週休二日と週休一日では休日に対する感覚も間隔も全然違うはずよ」

「まぁそうかもしれないけど……じゃぁ6月に限らず祝日はこれ以上いらない、ってカンジか」

「ええ、そうね。祝祝日になってしまうもの」

「え?何で?そんなに頻繁に祝い事なんてやってたっけ?」

「うるさいわね。今の私は毎日祝福されているようなもの……って、何を言わせるのかしら、みっともない。こんな事を言っていたら顰蹙を買って毎日が蹙日になってしまうわ」


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