『めくりめくる 1巻』の感想 | まんが栄養素

まんが栄養素

漫画のコミックス感想を中心に運営中です。
少年マンガ・青年マンガ・学園マンガ・ファンタジーマンガ・4コママンガなど、結構幅広く感想を書いております。

【マンガ感想】

 

『めくりめくる 1巻 (拓)』

 

4847037529 めくりめくる 1巻 (GUM COMICS Plus)

ワニブックス 2010-10-25

by G-Tools

 

 

【あらすじ】

叙情的なタッチと表情豊かなキャラクター達で織り成す青春ストーリーの決定版!! 瀬戸内海の温暖な気候と情緒ある伝統が息づく“倉敷市”を舞台に、少年少女達の懐かしくも心躍る青春模様を四季折々の人気観光スポットと共に描いた意欲作★ 期待の新鋭・拓が放つ初単行本! この本でアナタの心にも、きっと忘れかけていた青春時代がよみがえります!

 

 

岡山県の倉敷市を舞台としたオムニバス学園ストーリーです。

 

瀬戸内海の温暖な気候と情緒ある伝統が息づく倉敷市を舞台に、

輝き続ける少年少女達の日常をえがいた青春★ストーリー!!(単行本のオビより)

 

というような感じのオムニバス作品でして、岡山県の倉敷市を舞台に、女の子同士の友情ストーリーが

描かれたり、男の子と女の子による青春ラブストーリーが描かれたりする作品であります。

 
この作品の特徴は、やはりオムニバス作品である点ですね。

オムニバス作品なので、一話ずつ登場人物が変わります。 そのため、例えば、百合っぽい話から

普通の男女の恋愛話まで様々なバリエーションの話が描かくことができていまして、上手い具合に

マンネリ打破が出来ていると思いますし、また、ストーリー路線が、基本的に前向きな話で構成されて

いるのも嬉しいところでして、読んでいて嫌な気分にならないところも個人的に好きなところであります。

 

まあただ、一つひとつの話が完全に独立しているためか、過去の作品に登場してきたキャラクターが

一切再登場してこない部分は残念ポイントかな、と。 一応、全ての話が倉敷市という舞台で固定されて

いるのだから、過去キャラを背景キャラとして再登場させてくれるくらいのサービスショットがあっても

面白かったのではないかな~、と思ったり・・・。 まあ、さすがにそこまで求めるのは贅沢すぎるか・・・。

 
まんが栄養素-めくりめくる 1巻

(↑高校生になって4ヶ月経っても、友達が出来ない『綾戸柚葉』)
 
んで、

個人的に面白かった話は、第4話の友達がいない女の子の話です。
この話は、高校に入学後、4ヶ月経っても友達が一人もできない女の子がクラスの人気者の

女の子と仲良くなっていくという感じの話でして、引っ込み思案な主人公が一生懸命に友達を作ろうと

頑張る姿は非常に面白かったですし、ネタバレになるので詳しくは書きませんが最後のオチの部分は

非常に上手い構成だな~、と感じました(^^ゞ。
 
もし、次巻があるならば、この話の続きが読んでみたいですね。
この作品に登場した2人が、今後どのように友情を育んでいくのか非常に気になりますし、

新しく友達ができた主人公がどのように変わっていくのかも気になりますし・・・。 

(まあ、完全オムニバス作品なので、続きは無理そうですけどね・・・・)

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

【総評】

女の子同士の友情を描いたり、男の子と女の子との恋愛を描いたりしているオムニバス作品です。

オムニバス作品らしく、様々な少年少女が登場してきまして、それぞれの学園生活が面白おかしく

描かれています。 『ソフト百合系の作品』や『青春系の恋愛作品』などが好きで、表紙絵にピンッと

きたならば、買っても損は無いと思いますよ。 個人的にはかなり面白かったです。 次巻も楽しみです。

 

点数的には

90点

です。
 

 

では、ここまで。

 

                          ページトップへ