『テツぼん 1巻』の感想 | まんが栄養素

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【マンガ感想】

 

『テツぼん 1巻 (永松潔、高橋遠州)』


4091831109 テツぼん 1 (ビッグコミックススペシャル)
永松 潔 高橋 遠州
小学館 2010-02-27

by G-Tools

 

 

【あらすじ】

仙露鉄男。元フリーターで鉄道オタクの28歳。代議士だった父の急死により、その気もないのに選挙に担ぎ出されて当選した新米議員である。父も所属していた派閥のボス・黒田から、票固めのため、赤字線である土井中鉄道の廃止派の支援を命じられた鉄男は、鉄ヲタであることを隠し、道路族の一員として土井中駅へと出発するが…!?

 

 

鉄道オタクな若き政治家が活躍する漫画。

 

主人公・『仙露鉄男』は、元フリーターで鉄道オタクの28歳。

疎遠になっていた国会議員の父親の急死により選挙に担ぎ出され無事当選を果たす。

しかし、父親は道路族の国会議員であったため、鉄道オタクでありながら道路族議員として

様々な問題に関わっていくこととなる・・・。

 

という感じで進んでいく作品でして、元フリーターで鉄道オタクな主人公・『仙露鉄男』が

父親の急死により政治家となり、様々な問題を鉄道オタクらしい発想で解決に導いていくという

感じで話が進んでいく若き政治家の成長漫画です。

 
この作品の注目は、やはり主人公・『仙露鉄男』です。

主人公・『仙露鉄男』は、元々コンビニで深夜バイトをしていたフリーターで、政治家であった父親が

急死してしまったため、弔い合戦という形で選挙に出馬することとなり、政治家となりました。

(そのため、政治家らしい“やる気”が感じられず、周りからは心配する声もあったり・・・)

 

そんな彼の最大の特徴は鉄道オタクである点でして、自宅に手作りの鉄道ジオラマが置かれていたり、

仕事で移動する際に車を使わずにわざわざ鉄道を使ったりと、鉄道オタクらしい行動をしていきます。

ただし、残念な事に、主人公が所属する派閥(憲政党の黒田派)は道路族であり、その主人公自身も

地元の有力企業・『トドロキ自動車』の支援を受けて当選を果たしているため、表立って自分が

鉄道オタクであるということは絶対に言えない立場にあります(隠し続けている)。
 
もちろん、隠し続けているだけだと話が進まないので、所々に鉄道オタクイベントが描かれていきます。

特に、彼に降りかかってくる様々な政治的な問題の解決のために、自分の鉄道知識を使っていくという

描写は非常に面白く、「なるほど、こういう考え方があるのか!」と何度も感心してしまいました(^^ゞ。
 

もし、次巻があるならば、1巻と同じような発想で問題を解決しつつも、主人公の政治家としての

成長を見てみたいですね。 まあ、今の感じだからこそ、面白いのかもしれませんが・・・。

 

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【総評】

友人からの紹介で購入しました。

政治ネタということで、時事的な面でもちょんと現実とリンクしておりまして、

作中で政権交代などのイベントも起こったりして、なかなか面白く仕上がっています。

主人公がこれからどのような政治家になっていくのか、非常に続きが気になりますね。

 

点数的には

88点

です。
 

 

では、ここまで。

 

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