『けいおん! 3巻』の感想 | まんが栄養素

まんが栄養素

漫画のコミックス感想を中心に運営中です。
少年マンガ・青年マンガ・学園マンガ・ファンタジーマンガ・4コママンガなど、結構幅広く感想を書いております。

【マンガ感想】

 

『けいおん! 3巻 (かきふらい)』

 

483227869X けいおん! (3) (まんがタイムKRコミックス)
芳文社 2009-12-18

by G-Tools

 

 

過去記事はこちら → 1巻  2巻

 

 

【あらすじ】

いよいよ3年生に進級した唯たち。修学旅行に、夏フェスに、キラキラな思い出を目いっぱい積み重ね中の一方で、軽音部の活動自体は相も変わらずのまったりモードでゆる~く進行中。皆さん、お茶が入りましたよ~!?

 

 

『軽音楽部』に所属する女の子達による4コマ学園コメディーです。

 

3年生が卒業し、部員ゼロで廃部寸前だった『軽音楽部』に、

新入生『平沢唯』・『秋山澪』・『田井中律』・『琴吹紬』の4人が入部するところから話が始まります。

キャラクターも、バカ設定の主人公を始め、ツンデレ(恥ずかしがり屋)・元気娘・お嬢様と、

4コママンガとしては王道の組み合わせですし、ストーリー展開もかなり上質な作品です。

結構、面白い作品だと思いますよ(^^ゞ。

 

----------

 

ここからは、3巻の感想。

3巻では、主要メンバーが3年生へ進級したり、新入生歓迎ライブをしたり(勧誘イベントあり)、
進路で迷ったり、修学旅行イベントが描かれたり、『田井中律』・『琴吹紬』によるデートイベントが

描かれたり、夏フェスに行ってみたり、『秋山澪』・『田井中律』の幼馴染コンビの過去イベントが

描かれたりと様々な話が収録されています。

 

そんな3巻の注目キャラクターは、やはり『琴吹紬』かなと。

『琴吹紬』とは、キーボードを担当しているいわゆるおっとり系のお嬢様キャラクターでして、

『秋山澪』・『田井中律』の幼馴染コンビに巻き込まれる形で軽音楽部に入部することとなりました。

おっとり系ということで、1巻・2巻ではあまり目立つような行動をすることはなかったのですが、
3巻では彼女にスポットを当てた話が描かれることで、彼女の内面(心情)も描かれまして、

やっと人間らしい(?)彼女の姿が見れたような気がしました。

(よく考えると、音楽室の私物化、部活動中のティータイムなど、全て彼女が原因なのですね・・・)

 
そんな『琴吹紬』の関連イベントでお気に入りなのが、『田井中律』とのデートイベント(笑)です。
このイベントは、『田井中律』が買い物に出かけている『琴吹紬』を見つけたことをきっかけに

起こったイベントでして、すったもんだありまして、『田井中律』と『琴吹紬』の2人でゲーセンや

駄菓子屋に遊びに行くこととなりました。 

 
まんが栄養素-けいおん! 3巻

(↑UFOキャッチャーに興じる『田井中律(右)』と、それを見守る『琴吹紬(左)』)

 
この2人だけのイベントが描かれること自体初めてなので、一体どうなるのかと心配しましたが、

意外とこの2人の相性は良く、この2人らしい描写が非常に楽しく描かれることとなりました(^^ゞ。
特に、『琴吹紬』のUFOキャッチャーの景品を抱く姿や、駄菓子屋での駄菓子に対する表情などは

普段の彼女から考えられなくらいに魅力的な姿でして、一気に好きなキャラクターの一人となりましたよ。

(もちろん、女の子同士のやり取りを遠くからニヤニヤして見ている彼女も好きです)
 

恐らく、4巻の表紙は、この『琴吹紬』が飾ると思うので、彼女のさらなる活躍を期待したいですね。

次巻の発売が今から楽しみです。

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

【総評】

3巻は、2巻よりもさらに面白くなっています(^^ゞ。

アニメ化により、「今年は『けいおん!』の年だった」と言っても間違いないほどの話題となりましたね。

漫画の方もアニメに負けないほどに面白い作品だと思うので、興味があるならぜひとも。

 

点数的には

94点

です。 
 

 

では、ここまで。

 

                          ページトップへ