まんがタイムジャンボ 9月号 | まんが栄養素

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本当に忘れれた4コマ誌レビュー。 この雑誌は13回目ですね。

新装開店の「まんがタイムジャンボ」のレビューです。

 

 

『まんがタイムジャンボ 9月号』

まんがタイムジャンボ 2006年 09月号 [雑誌]

 

ちなみに評価ですが、

◎=お奨め

○=面白い

△=普通

×=駄目

の4段階評価です。

 

 

おねがい朝倉さん(大乃元初奈):○

「今回は面白かったな~」と思ったら、よく読んでみると朝倉さんが中心でした。 やはり、主人公が活躍しないとね! 新人ちゃんもレギュラーメンバーと自然に絡めるようになったけど、立ち位置が『妹』もしくは『娘』という微妙な感じなのが残念。 自己主張が少ないキャラだけに、恋愛を絡めていけない立ち位置は個人的に残念。 『萌え』を求めるヒトには良いかもしれないが・・・。

 

スクールゾーン(たかまつやよい):×

新連載。 全権を手に入れた生徒会をドタバタコメディで描くという作品。 まあ、一言で言うと古臭い。 ベテラン作家なので絵はしょうがないとしても、ストーリーや設定までも使い古された物で、読んでいてサプライズどころかワクワクすらしない。 正直、この作品の何処をどう弄ったら面白くなるのかすら判らない。 短期打ち切りも・・・・。

 

ひまじん(重野なおき):△

相変わらずのテンポの良さ。 この『まんがタイムジャンボ』で純粋な4コママンガといえば、この作品を挙げますね。 老若男女全ての人が安心して読める作品。 ゆえに、感想が書きにくい(笑)。

 

BOY’sたいむ(藤凪かおる):◎

ひろむに告白された(!)置島くんがツボです(^^ゞ。 置島くんが自分の感情に疑問を持たなくなってしまい、そっちの方向に向かっていきそうな雰囲気ですが、ストーリー的に女好きというフォローを入れているところがこの作者の上手いところ。 当分、置島くんのネタは楽しめそうだ。

 

キッチン少年(田中見来):△

『息子が完璧すぎる点』と『息子の父・母との絡み』を楽しむ作品。 結構面白い作品と思うけど、もうそろそろ新展開が読んでみたいかな。 早くもワンパターンで飽きてきました。

 

ダマされて巫女(真田ぽーりん):○

家族を描いた今回。 それぞれにキャラが立っており読みやすい作品であるが、爆発的な面白さを感じない作品でもあります。 兄貴が良いキャラなので、彼をもっと掘り下げて、一気にトップに上がって欲しいのけど・・・。 

 

こどもブロッサム(マシュー麻咲):○
新学期の9月1日を描いた感じ。 キャラの特徴をそれぞれに描いており、ジャンボの中でも安定して面白い作品ですね。 単行本化されても安心の面白さですよ。 できることならば、キャラ紹介記事がほしいところ。

  

白衣とリボン(荻野眞弓):×

ゲスト。 ご都合まんが。 彼女の方に暗い過去がありそうな設定が埋まっていそうだけど、このまま明るくラブコメディで行くならばある程度の人気は取れそう。 「面白いか、面白くないか?」と聞かれれば、面白くない。 狙いすぎた作品って嫌悪感を持って見てしまうから・・・。

 

たかこはゆーうつ(おーはしるい):△

ゲスト。 『会計チーフはゆーうつ』の外伝的作品。 あっちの作品を知らないとさっぱりだと思われる。 あっちの作品が好きな人でも、あっちの作品との違いがさっぱりだと思われる。 この作者の作品は、ジャンボでは久々に掲載されると思われるので、新作を読んでみたい。

 

おしえて先生!(牛乳リンダ):△

先生の元カノが現われて、主人公の幼なじみ(?)が自分勝手な行動を取るわけだが、このキャラらしい感情表現で好感が持てる。 個人的にこういうストーリーの描き方は大好きだが、問題は読者がどこまで付いてこれるかだ。 『萌え』で売ってきた作品だけに、『萌え展開』が描かれにくいこのストーリーをどこまで深く書けるのかが、作品の評価に関わってくることだと思う。 まあ、もう終わりが近いのかもしれないけどね・・・。

 

まりんかりん(片桐みすず):△

作者は、『兄妹ではない』という設定を覚えていたのですね(笑)。 個人的に、この『兄妹でない』という設定の本格ストーリーを読んでみたいですね。 ホント、かじる程度なのでストレスが溜まる。 個人的に、鬱展開でもOKなのですが。

 

エンジェルお悩み相談所(水上悟志):◎

最終回。 正直、面白い部類に入る作品なわけだったけど、隔月連載が人気を掴めなかった理由かな、と勝手に思う。 あまり描かれなかった凄まじい過去設定を前面に描いておけば、それなりの人気を得たと思われるが、コメディチックに終わっていくのもこの作品らしいかな。 悪魔が2人とも好きだったので、非常に残念。

 

新釈ファンタジー絵巻(ナントカ):○

『海の不思議』は、皆が思っていること。 夏の暑さが味覚を鈍らせるのか、あーゆーイベント自体がテンションを上げるのか、判らないけど・・・。 

 

天使な小悪魔(芳原のぞみ):◎

新たな刺客キャラ登場。 テンポ良く、新キャラを投入しているので、飽きずに読める貴重な作品。 明らかに主役の座が、主人公からマリアに移っているのが気になるけど、そっちの方が人気があるのだろうな~、と勝手に想像。 新刺客キャラをどれだけ『ウザく』描けるかが、今回のストーリーの胆になりそう。 

 

さゆリン(弓長九天):△

『結局鼻血は出ない』でここまで意味深に描くなら、さっさと『勇太×イズミ』の恋愛フラグを立てて欲しいわけです。 まあ、さゆりがヒロインなので、絶対になさそうですが・・・。

  

 

【全体感想】

なんとまんがタイムジャンボに(個人的に)大好評連載中の『リカってば!(長谷川スズ)』がついに単行本化されます!! これは買わないと!! ラブコメ好きには絶対にお薦めですよ!! 
 

 

では、ここまで。