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第1話はこちらから→★
キャラ崩壊、設定無視など、かなりのお目汚しです。
それでも宜しい方はどうぞ。
庭先で抜刀の稽古をしている斎藤。
「一くん」
廊下から沖田が声をかける。
「総司か。どうした」
「時間あるなら、かなめちゃんとこ付き合ってくれない?」
「医務所なら1人で…」
「かなめちゃんの鍼、1人で行くとやってくれないからさ。山崎くんのおかげで」
「唐沢は鍼が出来るのか?」
「うん、上手だと思うよ」
「鍼か…興味はある。いいだろう。付き合おう」
刀を収める斎藤。
「ありがとう」
斎藤に笑顔を向ける。
「鍼をすると身体は楽になるのか?」
「うん、僕には合ってるみたい」
医務所に向かう二人。
「かなめちゃん」
「沖田さん、斎藤さんも。どうなさいました?何処か怪我でも?」
少し驚いたような表情のかなめ。
「鍼をうってほしいんだけど」
沖田はかなめに笑みを向ける。
「斎藤さんもですか?」
「総司がいいと言うんでな。試してみたいと思った」
「わかりました。じゃあ二人とも上半身裸になって待ってて下さいね。
お布団用意しますから」
笑みを残して用意を始めるかなめ。
「沖田さん、鍼をうってからどうです?」
鍼を施しながら沖田に問うかなめ。
先日の沖田を思い出しそうになり、目をぐっと瞑り、小さく息を吐いた。
「うん、咳が止まるってわけじゃないけど、身体の怠さは取れてきてる気はするね。
僕にあってるみたい」
「そう言って貰えると嬉しいです」
安堵の表情を浮かべる。
「斎藤さん。結構身体が固まってますね」
斎藤に鍼を施していくかなめ。
「わかるものなのか?」
「ええ、左腕と背中が特に…。自覚はないでしょうけど。
毎日剣を振るわけですから仕方ないですね」
「そうか…」
「少しでも身体が楽になりますように」
祈りを込めて鍼をうっていく。
鍼が終わり、部屋を出る二人。
「総司、唐沢ばかり見てそんなに面白いのか」
斎藤の問いに口元に笑みを浮かべる沖田。
「…楽しいよ。あの娘は僕だけの先生だから。
一くん、手出さないでね?」
「興味はない」
素っ気無く応える斎藤。
「一くんは千鶴ちゃんみたいな娘が似合うもんね」
ニヤリと笑う沖田。
「なっ、何を言うか、総司!なにゆえ、俺が雪村を…」
「あれ?自覚ないの?君の行動、全部教えてあげてもいいよ?」
「くっ。黙れ、総司!」
キッと睨みつける斎藤。
「はいはい」
沖田はくすくす笑いながら廊下を歩いていく。
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全体的に余りにも斉藤さんの出番が少なかったので足した話ですww
「なにゆえ」って言わせたかったんですw
みふゆ