薄桜鬼・妄想小説【空が鳴っている】第6話 | 浅葱色の空の下。

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薄桜鬼に見事にハマってしまったアラサーのブログです。
拙いですが、お話描いてます。
まだゲームはプレイしてません!色々教えてやってください。

少しずつフォレストにもお話を置いていっています。お楽しみいただければ幸いです。

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第1話はこちらから→






キャラ崩壊、設定無視など、かなりのお目汚しです。


それでも宜しい方はどうぞ。













庭先で抜刀の稽古をしている斎藤。


「一くん」

廊下から沖田が声をかける。


「総司か。どうした」

「時間あるなら、かなめちゃんとこ付き合ってくれない?」

「医務所なら1人で…」

「かなめちゃんの鍼、1人で行くとやってくれないからさ。山崎くんのおかげで」


「唐沢は鍼が出来るのか?」

「うん、上手だと思うよ」

「鍼か…興味はある。いいだろう。付き合おう」

刀を収める斎藤。


「ありがとう」

斎藤に笑顔を向ける。


「鍼をすると身体は楽になるのか?」

「うん、僕には合ってるみたい」

医務所に向かう二人。





「かなめちゃん」

「沖田さん、斎藤さんも。どうなさいました?何処か怪我でも?」

少し驚いたような表情のかなめ。


「鍼をうってほしいんだけど」

沖田はかなめに笑みを向ける。

「斎藤さんもですか?」

「総司がいいと言うんでな。試してみたいと思った」

「わかりました。じゃあ二人とも上半身裸になって待ってて下さいね。
お布団用意しますから」

笑みを残して用意を始めるかなめ。





「沖田さん、鍼をうってからどうです?」

鍼を施しながら沖田に問うかなめ。

先日の沖田を思い出しそうになり、目をぐっと瞑り、小さく息を吐いた。


「うん、咳が止まるってわけじゃないけど、身体の怠さは取れてきてる気はするね。
僕にあってるみたい」

「そう言って貰えると嬉しいです」

安堵の表情を浮かべる。




「斎藤さん。結構身体が固まってますね」

斎藤に鍼を施していくかなめ。

「わかるものなのか?」

「ええ、左腕と背中が特に…。自覚はないでしょうけど。
毎日剣を振るわけですから仕方ないですね」

「そうか…」

「少しでも身体が楽になりますように」

祈りを込めて鍼をうっていく。





鍼が終わり、部屋を出る二人。


「総司、唐沢ばかり見てそんなに面白いのか」

斎藤の問いに口元に笑みを浮かべる沖田。


「…楽しいよ。あの娘は僕だけの先生だから。
一くん、手出さないでね?」

「興味はない」

素っ気無く応える斎藤。


「一くんは千鶴ちゃんみたいな娘が似合うもんね」

ニヤリと笑う沖田。

「なっ、何を言うか、総司!なにゆえ、俺が雪村を…」


「あれ?自覚ないの?君の行動、全部教えてあげてもいいよ?」

「くっ。黙れ、総司!」
キッと睨みつける斎藤。

「はいはい」

沖田はくすくす笑いながら廊下を歩いていく。









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全体的に余りにも斉藤さんの出番が少なかったので足した話ですww



「なにゆえ」って言わせたかったんですw






みふゆ