薄桜鬼・妄想小説【空が鳴っている】第1話 | 浅葱色の空の下。

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薄桜鬼に見事にハマってしまったアラサーのブログです。
拙いですが、お話描いてます。
まだゲームはプレイしてません!色々教えてやってください。

少しずつフォレストにもお話を置いていっています。お楽しみいただければ幸いです。

設定についてはこちらをご覧下さい→






キャラ崩壊、設定無視など、かなりのお目汚しです。


それでも宜しい方はどうぞ。
















それはとても気持ちよく晴れた日の昼下がり。

唐沢かなめは洗濯物を取り込んでいた。



「かなめ。かなめはいるか?」

松本が声をかける。


「はい。先生、ここに」

縁側に洗濯物を置き、松本の元に駆け寄る。



「かなめ。私について京まで行かないか?」

「京?構いませんが。。何かあったんですか?」

松本の意外な言葉にかなめは驚いた。


「新撰組の屯所に健康診断にいかなければならないんだが、

隊士が増えたようで人手が足りなくてな」


「あの新撰組ですか?私にお手伝いできることがあるなら喜んでいきますけど。

この診療所はどうされますか?」


「診療所は心配ない。手配はしてある。では明後日朝に発つ。よろしくな」

期待に沿うかなめの返事に松本は笑みで返す。





京に向かう松本とかなめ。

二日かけて屯所にたどり着いた。



「大きいお寺さん!」

かなめは感嘆の声をあげた。


「西本願寺が屯所なんですか。」

「最近、屯所を移したらしいんだ。さあ、先に近藤君と土方くんに挨拶しよう」






部屋に通された松本とかなめ。


「松本先生、お久しぶりです。ご足労頂きありがとうございます!」

「元気そうだね、近藤君。土方くんも久しぶり」

「お久しぶりです。松本先生、そちらは。。」

土方は少し眉間に皺を寄せ、かなめを見やる。


「おお、これはうちを手伝ってくれてる唐沢かなめだ。

今日も手伝ってもらおうと思って連れてきた」


「初めまして。唐沢かなめと申します。よろしくお願いします」

手をついて頭を下げるかなめ。


「唐沢さん、ここは新撰組の屯所だ。申し訳ないが男装をお願いしたい」


「へ?…男装ですか?」

土方からの思ってもみなかった言葉に目を丸くするかなめ。



「…もう一人、ここに男装している者がいる。

その者を今から呼ぶから着替えてほしい。…山崎いるか?」


「はい、失礼いたします」


すっと明けられた襖。

山崎と呼ばれた人間は忍装束を着ていた。


少しつりあがった目がかなめを見やる。


『新撰組にはこんな格好の人もいるんや』

かなめは驚いた。


山崎は鼻や口元を覆っていた布を下げ、挨拶をする。


「松本先生、ご無沙汰しております。」


「おお、山崎くん。元気かね。」


「ええ、変わりなく」

松本に笑顔を向ける。


「山崎、千鶴を呼んできてくれ」

土方が声をかける。


「承知しました。松本先生、またあとでご指導ください。失礼いたします」


「かなめ、彼はここの医療担当だ。覚えておきなさい」

「…はい。」

何だか物々しい雰囲気にかなめは少し戸惑っていた。




かなめは山崎が連れてきた千鶴と共に千鶴の部屋に移動する。


「初めまして。私は唐沢かなめといいます。えーっと…千鶴さんでいいのかな?」

「はい、雪村千鶴と言います。よろしくお願いします」

「こちらこそ宜しくお願いします」

男装はしているものの、女性であることはわかってしまう千鶴の身なりに

何だかかなめは微笑ましく思ってしまった。


千鶴に手伝ってもらいながら男装をする。



「先生、用意が出来ました。」

部屋に戻ると近藤、土方の姿はなく、松本と着替えた山崎がいた。



「はは、雪村くんとは違い、男に見えてしまうなぁ」

松本が笑いかける。


「先生!失礼ですよ!」

「なぁに、冗談だ。さぁ、山崎くん準備をしよう」


「山崎という。唐沢くん、よろしく」

「はい、宜しくお願いします」


松本と山崎とかなめは隊士たちの待つ大広間へと向かった。











◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇



はい、始まりました~。


まあ、第1話というわけで。


スロースターターな主役ですから。

そのうち脇役が主役をとってやろうとたくらんでます、はいw


それはまた凄く後の話ですが。


うん、書いてる私が悪いんだ。







みふゆ