薄桜鬼・妄想小説【空が鳴っている】第3話 | 浅葱色の空の下。

浅葱色の空の下。

薄桜鬼に見事にハマってしまったアラサーのブログです。
拙いですが、お話描いてます。
まだゲームはプレイしてません!色々教えてやってください。

少しずつフォレストにもお話を置いていっています。お楽しみいただければ幸いです。

設定についてはこちらをご覧下さい→


第1話はこちらから→






キャラ崩壊、設定無視など、かなりのお目汚しです。


それでも宜しい方はどうぞ。













翌日、かなめは山崎と朝食を取った。

山崎は淡々と隊士の怪我の状況などを伝えていく。

かなめはそれを頭に入れて、食事後に帳面に記していく。


「じゃあ、まず幹部に挨拶にいこうか」

「はい」




食事を終え、まだ広間にいた幹部の永倉、原田、藤堂、斎藤が迎えてくれた。


「唐沢かなめといいます。山崎さんの補佐として、

2カ月間ここで務めさせて頂くこととなりました。宜しくお願いします」


「おう!宜しくなっ!」

藤堂が笑顔で応える。



『…男装ばれてない…ね…』

かなめは小さなため息をついた。




「唐沢…、お前って…」

原田が声を上げる。


「何ですか?」


「ぃや、何でもねぇ。よろしくな?」


「はい、よろしくお願いします」

笑顔で応えるかなめ。





「沖田さんは…?」

山崎は幹部の面々を見やり問う。


「総司はもう巡察に出たぜ?」

永倉が答える。


「そうですか。沖田さんにはまた後ほど挨拶に伺おう。」

医務所に戻り、ひと段落したところで二人は街に出た。







薬などを買い足し、屯所に戻ろうとした時。


「あ、山崎さん、お花買ってもいいですか?」


「いいが…何処に飾るんだ?」


「医務所です。結構いいもんですよ、花も」


「そうか。俺達は花を愛でることすら忘れているな」


「せめて医務所にくらい飾らせてくださいね?」


「わかった」

花を持ったかなめは少女のような笑顔を見せる。

その様に思わず山崎も口元に笑みを浮かべた。






「あれ?山崎くんじゃない」

不意に後ろから声がかかる。


「沖田さん、巡察ご苦労様です」


「その子は…確か松本先生と一緒にいた子だよね?」


「はい、唐沢かなめといいます。よろしくお願いします」


「屯所で2か月ほど俺の補佐をしてくれることになりました」


「へぇ。そうなんだ。よろしくね、かなめちゃん」

笑いかける沖田。



『…かなめ…ちゃん?』

かなめは沖田の顔をまじまじと見つめた。



「女の子の足じゃ大坂から来て疲れてるでしょ。

山崎君、そこのお茶屋さんでも連れて行ってあげれば?」


「いえ、私は大丈夫ですけど…」


「そう…ですね。じゃあ、かなめくん寄って行こうか」


「はい…」


「じゃあ、僕はまだ巡察があるから。またね、かなめちゃん」

手を振りながら踵を返す沖田。


「はい、失礼します」

かなめは頭を下げる。





「沖田さんて、何だか…鋭い人ですね。男装ばれてるし」


「一番組組長だからね」


「…あの人かなぁ。ヤな咳してたのは」

かなめは眉間に皺を寄せて考える。


「…松本先生から何か聞いているのかい?」


「ぃえ、全く。姿は見えなかったんで誰かはわからないんですけど。ただ嫌な咳やなぁて。」

頼んだ団子を頬張るかなめ。


「あ、お団子美味しいですね。あの人いい人かも」

少し呆気にとられた山崎。


「君は面白い人だね」

思わず笑ってしまう。



「そうですか?生意気って言ってくれていいですよ?」


「いや、言わないよ。松本先生が君を傍に置く理由がわかる気がする」


山崎の言葉にかなめは笑顔で返した。









◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇







うふ。総司さんきました( ´艸`)


幹部の面々もようやく登場♪

斎藤さん、話してないですけどね←



昨日は新八に吠え飛ばすという案に反応頂いてありがとうございます!ww

私ももしかして新八で行く?とか考えましたが…。

「新八さんじゃあ、あの人の変わりは無理!」
の結論に至りました…ww

よし、新八さんの相手は吠え飛ばす相手にしよう。





みふゆ