薄桜鬼・妄想小説【空が鳴っている】第2話 | 浅葱色の空の下。

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薄桜鬼に見事にハマってしまったアラサーのブログです。
拙いですが、お話描いてます。
まだゲームはプレイしてません!色々教えてやってください。

少しずつフォレストにもお話を置いていっています。お楽しみいただければ幸いです。

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第1話はこちらから→






キャラ崩壊、設定無視など、かなりのお目汚しです。


それでも宜しい方はどうぞ。













隊士たちの健康診断が始まる。

かなめは松本の横で帳面を取る。


途中、うるさい隊士もいたが、健康診断自体はすんなりと済んだ。


が…。


「先生…、ここの環境は酷いですね」

かなめがため息をつく。


「そうだな、まだ屯所をうつしたばかりとはいえ酷い。

早く対策をとるよう近藤くんに伝えておこう」


「お願いします」






別室で待機していたかなめの元に、少し困ったような顔をした松本が戻ってくる。


「先生、帰りの準備が出来ています」


「それが…だな。かなめ、ここに残ってはくれないか?」


「ここに?そんな…」


「見ての通りここの環境は酷い。医療担当の山崎君は別の任務もあるため、

怪我や病気の隊士たちに付きっ切りではいられない。

さっきの雪村くんも手伝ってはいるんだろうが、色々雑用もあるらしい。

かなめは山崎君の補佐をしてやってくれ。」


「…ずっとここに残れとおっしゃるんですか?」


「いや、とりあえず2ヶ月の期限付きだ。今の怪我人たちが1ヶ月で完治するとは考えにくい」


「2ヶ月…」


「かなめの両親には私から伝えておく。大丈夫だ、山崎くんは誠実な男だし。

雪村くんがいるくらいだ。

隊士たちもお前を取って食おうなんぞ思ってないだろう」


「先生、それ酷くないですか?」

眉間に皺を寄せて松本を睨むかなめ。


「わはは。すまんすまん」

頭を撫でながら笑う松本。


「…わかりました。2ヶ月でいいんですね?」

ため息混じりに答えるかなめ。


「ああ、私からも宜しく頼む。では近藤くんたちに挨拶にいこう」






近藤と土方に挨拶をすませ、かなめは山崎と共に医務所に赴く。


早速山崎に屯所の状況、怪我や病気の隊士の現状の説明を受ける。

松本の指導を山崎がしたためた帳面を読みながら会話していく。



「これを一人でこなすのは大変だったのではないですか?」

「私がいない間は雪村くんが助けてくれていたんだけどね」


「後は…、少し薬などが足りないような気がしますね」

「そうだね。俺も最近は忙しくて、中々買出しには行けなかったんだ」


「私だけで行ってきましょうか?場所さえ教えてもらえば…」

「ぃや、唐沢くん一人で京の町を歩かせるのは危険だ。

明日俺と共に行こう。副長にもお願いしておく。」

「はい、お願いします」


「で、唐沢くんの部屋なんだが、医務所の隣を使ってくれ。

因みに俺の部屋は医務所を挟んだ隣にある。」



「はい。…あの、山崎さん、すみません」

かなめは少し困った顔をして山崎を見る。


「何だい?」

「唐沢くんは止めていただけないですか?何だか慣れなくて…

名前で呼んでいただけると嬉しいんですが」


「じゃあ、かなめくんでいいかな?」

「はい、よろしくお願いします」

かなめは山崎に笑顔を向けた。







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はい、第2話でした。


主役にならって、この小説も淡々と進むわけですw


実は健康診断でうるさい新八をかなめが吠え飛ばすという案も
浮かんでたんですが止めましたww


それだけでかなり長くなってしまうので、
かなめちゃんには自重してもらいましたwww








みふゆ