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松田聖子は醜聞でさえ糧にする凄腕の「ビジネスマン」
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1980年のデビューから36年間、休むことなくアルバムとシングルを発表し続けている松田聖子(54才)。……  

36年にもわたって、芸能界で圧倒的な存在感を発揮し続ける聖子だが、その肩書は変化している。……

いまなお聖子のコンサートに足を運んでいる女装家のミッツ・マングローブ(41才)は、そういった肩書を増やしたり、消したり、軌道修正をし続ける人が多い芸能界で、聖子こそ「先駆者」と指摘する。

「……  聖子さんは、アイドルに母親という肩書をプラスさせ、両立させた最初の人なんじゃないでしょうか。

年齢を重ねて女性としてのスタンスが変わることはもちろん、私生活のスキャンダルでさえも、最終的に自分の糧にしてきた。……

すごい“ビジネスマン”ですよ」

作家の朝倉かすみさん(55才)が聖子を「バケモノ」という大きな理由はここにある。

「これまで彼女にダメージを与えるようなゴシップもあったのに、彼女は一切釈明しない。……

ダメージを受けていると思うけど、顔には出さないんです。

そして“本当の私はこうなのよ”と、気持ちの悪い告白をしないんですよね。

それでいて、いつまでも華奢で柔らかそうな雰囲気を保っている。

例えば仕事ができて年を取った女性って、強さのあまり怖い感じがあるのに、そういうところが全くないでしょ。……」

聖子のことは好きでも嫌いでもなく、特別視さえしていない人もいる。作家・あさのあつこさん(61才)はこう話す。

「…… 私の周りにも、無名でもすごい人はたくさんいます。……

そういう人は、運でも、才能でも、野心でも、天から与えられたものをフルに活用しているように思います。……」……

山口百恵さん(57才)は結婚と同時に芸能界引退をしたが、聖子は仕事も家庭も手放さなかった。それなのに娘・沙也加が4才の時に、娘を実母に預けてアメリカへ渡った。……

しかし聖子は、世間の目にも声にも一度も動かされることはなかった。……

「置かれている環境や、物足りなさを誰かのせいにしてしまったとき、それがその人の限界だと思うんです。

聖子さんは失敗をしても、誰のせいにもしなかったのではないでしょうか。……」……




好きでも嫌いでもない松田聖子。

でも、バッシングを受けても言い訳もせず、ゴーイングマイウェイでずっと第一線であり続けるというのは、さすがだと思います。

人生に無駄なことはない、と達観していたのかどうかはわかりませんが、荒波もするりとくぐり抜け、一貫してブレない姿勢には脱帽。

何でも自分の糧にする♪

ビジネスパーソンならずとも、そうしたいですよね。


     
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