8月23日。社労士試験会場で、選択式の労働に関する一般常識の憲法の問題を見た瞬間に、思ったのは。
あ、司法試験、司法書士試験落ち受験生へのサービス問題。
憲法の試験科目追加への布石。
記念受験生が一般常識で解ける問題だし、他士業への手前、この憲法で救済はしない。
この思いを封印してきたのは、労一が救済されれば合格する受験生がいて、合格に期待をかけたからです。
泣かないと思っていた今年の合格発表で涙したのは、この合格基準の理不尽さへの悔しさ。
あぁ、○○さんが…とうるうるしているうちに、一昨年の自分のことを思い出して、また、うるうる…。
企業の「発達」を「発展」にして、不合格。
科目別基準点制度は、どの科目も万遍なく勉強させるためにあると言われます。
選択式の労働に関する一般常識こそ、2/5点でしたが、社会保険に関する一般常識は4/5点、択一式の労働及び社会保険に関する一般常識は、9/10点だったのに。
予備校は、例年通りの合格率9%前後を予想していました。
択一式の合格点を45点にし、労一を救済すると、そうなります。
でも、蓋を開けてみれば、択一式の合格点はTACの採点サービス利用者の平均点より低い44点で、救済措置なし、合格率10%超え、というかつてない合格基準でした。
私は一度は不合格だと諦めながら、予備校の合格ラインの予想に天にも昇る気持ちになり、また、地獄に突き落とされました。
合格発表のHPを見た時、茫然自失しましたから、今年の労一2点受験生の悔しい気持ちはよくわかります。
ただ、去年、今年の合格基準には、共通点があります。
えっとビックリするような救済がかかる課目は、知識がないと解けない問題。
不勉強の受験生を含めた平均点と、確保したい合格者数との兼ね合いで、救済措置課目が決められているよう。
5点満点の人が多い今年の厚生年金法ですが、きっちり覚えていないと、点数にならない問題でしょう。
受験者数52,983人。
例えば、TACの採点サービス利用者は、2,603人。
予備校の採点サービス利用者は、それなりに勉強した受験生です。
記念受験生や、労一等免除の公務員受験生が増えれば増える程、予測精度が落ちます。
労災は去年の法改正論点ですから、彼らの出来の悪さは、想像に難くないでしょう。
合格ラインに絡まない受験生の動向で、合格ラインが決まるらしいのは、やるせないけれど…。
何といっても、私が不満なのは、科目別合格基準点が、択一式が5/10点なのに、選択式が3/5点であること。
選択式の比率からすれば、択一式は6/10点にすべきです。
実力がわかると言われる択一式の合格基準が、運に左右される選択式の基準より低いのは、解せません。
でも、択一式を6/10点にすると、合格者は激減するでしょう。
だったら、選択式を2/5点にして、選択式合計点の基準をあげればいい。
私は、そう思います。
毎年、毎年、1点に泣く受験生を輩出するこの試験制度。
早く抜本的に改革してほしいです。
でも。
私は、80点台不合格を2回経験したからこそ、めぐり逢えた出会いがあり、見えてきたものもあります。
その人、その人によって、合格するにふさわしい「時」があると思います。
遠回りは、決して無駄ではありません。
それは、私の実感です。
リベンジ者は、今年の合格基準点問題にエネルギーを使うより、来年への準備に傾注してほしいと思います。
国家試験における合不合は、試験実施機関の最終判断に委せられていますから。
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