今大会を代表するサプライズチーム同士の対決。
4分。コスタリカのガンボアが右サイドをドリブル突破し、マークにつかれながらも鋭いシュート性のグラウンダークロスを送ります。しかしボックス左の味方が感じていなかったためフィニッシュまで行けませんでした。
ガンボアは左からマークにくる敵の右側にボールを蹴って、ひとりスルーパスによる突破を狙ってもよかったと思います。
12分。コスタリカのディアスが味方の走り込みに期待したのか、左サイド奥のフリースペースへパス。しかし、そこには誰もいませんでした。普通にショートパスによるつなぎでよかったと思います。
13分。ギリシャのクリストドゥロプーロスがアタッキングサード中央から左のサマラスへ展開。サマラスはワンタッチでグラウンダークロスを蹴りますが、ボックスには明らかに味方がつめていないので失敗に終わりました。トラップしてしばらく様子を見てからのパスのほうがよかったと思います。
17分。コスタリカがバイタルエリアのルイスにクサビ。しかし痛恨のトラップミス。もしもトラップに成功していたら裏へのスルーパスや追い越す味方へのパスなどが可能でした。
18分。コスタリカの選手が左サイド深くからワンタッチでグラウンダークロス。しかし走り込むキャンベルとはタイミングも角度も大きくずれていました。前に敵はいたものの、できればタテに抜いて様子を見てからパスしたほうがよかったと思います。
25分。コスタリカのロングカウンター。中盤のボールホルダーは前の味方へのスルーパスを選択しますがインターセプトされてしまいました。たしかに通れば大チャンスではありますが、左の味方につないだほうが無難な場面でした。
36分。ギリシャのロングカウンター。ホレバスがアタッキングサードでしばらく様子を見てヨコパスを選びますが、これは1点を逃したシーンです。自分の右側を追い越した味方が絶妙のポジショニングにおり、近くの敵もボールウォッチャーになっていたのでスルーパスで裏をとれました。
直後、ホレバスのファーへのアーリークロスをサルピンギディスがボレーシュート。しかしナバスに右足1本で止められてしまいます。しかしホレバスのアーリークロスは、前の痛恨の判断ミスを帳消しにするすばらしいものでした。
43分。コスタリカが右サイド深くのガンボアへロングパス。ガンボアは胸トラップから前のスペースを使おうとしますが、マークにつかれてうまく展開できませんでした。
しかし、前のスペースはけっして広くはないので、胸トラップではなく右足インサイドのファーストタッチコントロールで敵を左にかわせばよかったと思います。