2014年ブラジルワールドカップ決勝トーナメント1回戦 【コロンビアvsウルグアイ】前半 | ギタリスター誕生~ギター500年の歴史がここから変わる~

 2分。コロンビアがクサビを起点にアタッキングサードでボールを落ち着かせます。右サイドを走る味方へスルーパスという選択肢もありましたが、無難にキープを選びました。

 

 
 11分。コロンビアのカウンター。最後はスニガがミドルシュートを放ちますがはずれて終わりました。ミドルシュートではなくバイタルエリアから選手間のギャップに走り込んでいた味方へのスルーパスのほうがよかったと思います。

 

 
 12分。ウルグアイのショートカウンター。最後はフォルランがいかにも可能性の低そうなミドルシュートを打って終わりました。しかしサポートがないのでしかたがない選択です。フォルランの左の味方の選手が前に走っていればちがった展開が生まれたかもしれません。

 

 
 14分。ウルグアイのフォルランが右からパスを受け、ワンタッチで前のぺレイラへ展開します。しかしぺレイラは敵に囲まれてボールを奪われてしまいました。もしもぺレイラがファーストタッチコントロールでボールを前方に運ぶことができていれば、右サイドをえぐることができたと思います。

 

 
 直後、コロンビアのスニガがドリブルで右サイドの突破を狙います。しかし3人に囲まれて失敗に終わりました。しかし、右にもバイタルエリアにもフリーの味方がいたので、ドリブル突破ではなく彼らへのパスのほうがチャンスはふくらんだと思います。“ひきつけパス”というものを武器にくわえてほしいです。

 

 
 19分。コロンビアのスニガがひとりを抜いてからライナークロス。しかし体勢的に良質なクロスは難しいと思うので、GKにはじかせる目的のシュートのほうがよかったと思います。

 

 
 27分。コロンビアがボールを支配するもののなかなかバイタルエリアまで行けません。そのときです。バイタルエリアで一瞬フリーになったロドリゲスにパスが渡り、5人の敵に囲まれながらも胸トラップからボレーミドル。シュートはウルグアイのゴールに突き刺さりました。コロンビア、ロドリゲスのスーパーゴールで先制!

 

 
 29分。コロンビアのショートカウンター。ロドリゲスが右サイドからボックスへアウトフロントキックでクロスを上げますが精度を欠いてしまいました。スーパーゴールをきめた直後なのでイケイケな精神状態なのはわかりますが、もっとシンプルに前の味方へのスルーパス➤グラウンダークロスという展開のほうが可能性は高かったと思います。

 

 
 30分。ウルグアイのロドリゲスがバイタルエリアのフォルランへクサビ。受け取ったフォルランが5人の敵をひきつけてから左サイドのカバーニへスルーパスを送ります。それをカバーニはワンタッチでクロスを上げますが、サンチェスにクリアされて失敗に終わりました。しかし流れは完璧でした。

 

 
 31分。ウルグアイがミドルサードから前線のフォルランへ一気にクサビを通します。それをフォルランが隣のカバーニに渡し、カバーニが敵を切り返しでかわしてからミドルシュート。しかし惜しくもコロンビアDFの壁に阻まれました。

 

 
 35分。コロンビアのグティエレスがクリアミスのボールをボレーシュート。しかしジャストミートせずに弱いシュートになってしまいました。意表をついたプレーではありますが、ボックス右をドリブルでえぐってからクロスのほうが可能性は高いと思います。

 

 
 39分。コロンビアのカウンター。バイタルエリアでタテパスを受けたグティエレスが左のマルティネスへやさしいパスを送ります。しかし、それをマルティネスが痛恨のトラップミス。カウンターは失敗に終わりペースダウンすることになりました。グティエレスはスペースにパスを出してマルティネスを走らせてもよかったと思います。

 

 
 41分。ウルグアイの中盤の選手が左の味方を使わず、バイタルエリア中央のフォルランへのクサビという難度の高い攻めを選びます。受け取ったフォルランは裏へのスルーパスを狙いますが、弱くてカットされてしまいました。

 

 
 42分。ウルグアイのカウンター。ミドルサードでパスを受け取ったフォルランが、左サイドを駆け上げるカバーニへスルーパス。しかし、やや弱くてカットされてしまいました。長い距離のスルーパスだったので、もしも右足アウトサイドではなく左足インサイドで蹴れる状況だったら通っていたかもしれません。

 

 
 44分。ウルグアイのカセレスが中央へドリブルしてから右のフォルランへパス。受け取ったフォルランはタテパスを狙いますがカットされてしまいました。

 

 
 カセレスはフォルランへのヨコパスの前に、バイタルエリアの味方へのタテパスという選択肢があったと思います。目の前に敵がいる状況ではあったものの、時間帯的にチャレンジしてほしかったです。

 

 

 

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