いつもお読みいただきありがとうございます。
ほったんです。
今日は昼から晴れの予報でしたが、
どこでどう間違えたか小雨になってしまいました。
今週は、ぐずついた天気が続くようですね。
こうして雨が降ることで、徐々に寒さがましていくんでしょう。
もしかすると、今年は寒い冬になるのかもしれません。
ここ数日は、こちらの本から「支援」についての考察をしています。
↓↓↓↓↓↓↓↓↓
人を助けるとはどういうことか 本当の「協力関係」をつくる7つの原則/エドガー・H・シャイン
¥1,995
Amazon.co.jp
------------------------------------------------------------
この形式をとる問いかけでは、支援者はクライアントが話そうとしたものと
違う話題にわざと焦点をあてることいによって、相手の心理プロセスに
影響を与え始める。その手の質問は話の内容に影響しないが、
話の中にあるいくつかの要素には注目している。
(本文より引用)
------------------------------------------------------------
クライアントはおそらく自分が考えていることとか自分の置かれている立場を
話しくるんだと思います。
そこで、話題自体ではなく、話題に関しての感情や考えられる原因、
今までしてきた行動、周りの人たちの言動について焦点をあてさせることで、
その話題について違った見方をさせることになります。
この要素には4つの変化形があります。
●感情と反応
これはクライアントが述べた出来事や、認識された問題に対して
クライアント自身がどう感じ、どう反応したかに焦点をあてるものです。
・「それについてどのように感じましたか」
・「それに対してあなたは何か反応しましたか」
・「それに対するあなたの感情的な反応ばどんなものでしたか」
この質問によって、クライアントの不安感を掻き立てるかもしれないし、
しないかもしれません。
ただ、考えていなかった、考えたくもなかったことに視点を向けさせる
ことができます。
●原因と動機
質問して、原因についての仮説を立てれば、クライアントは支援を求め
ようとする動機に焦点を当てさせられ、話をしているうちに、
そんな状況になった理由を発見する。
・「どうやってここまできたのですか」
(道に迷った運転手への質問)
・「あなたがこの問題で抱えているのは、なぜだと思いますか。
どうして今なのでしょう」
・「なぜ、そんなことをしたのですが」
(クライアントが何らかの行動を打ち明けた後で)
・「なぜ、あなたはそんなふうに反応したのだと思いますか」
(クライアントがある反応を打ち明けた後で)
こうして、原因と動機を話してもらうことで、支援者はその状況を
より理解できるようになりますし、診断する手助けになります。
●実行に移した行動、または検討中の行動
この問いかけのクライアントに、自分たちや話に登場する人々が
したことや、しようと考えていること、将来に実行しようと計画して
いることに焦点を当てさせる
・「どうやってここまできたのですか」
・「それに対してあなた(彼、彼女、彼ら)は何をしましたか」
・「今までのところ、あなたは何をしようとしましたか」
・「次は何をするつもりですか」
・「そのとき彼女(彼、彼ら)は何をしましたか」
このような行動を聞いてた場合、していることを話すのはあまり
ないかもしれません。したことに対して、なにかしらの評価を
される恐れがあるからです。
逆に、何もしていなかった場合は、クライアントは罪悪感や
恥ずかしい思いを感じてますます何も話してくれなくなって
しまうかもしれません。
また、何もしていないので、何をすればいいんですかと聞いて
くるかもしれません、その場合にアドバイスを与えてしまうと、
支援者に依存してしまう罠に陥ります。
●体系的な質問
もし、提示された問題が他の人間に関わるものなら、
話にでてくる特定の人間がどう感じ、何を考え、
どのように行動するかと尋ねることで、診断的に問いかけの
形をとる質問のひとつひとつをくわしいものにできる
・「きみが検討している服に、同僚たちはどんな反応するだろうね」
(経営者にあう時に、何を来ていったらいいかと配偶者に
聞かれた時)
・「もし、あなたがもっと強引になれば、同じグループの
他の人たちはどう反応するでしょうか」
(厄介な部下をどう扱えばいいかという管理職との
カウンセリングにおいて)
周りの人たちへの反応を確認することで、
アドバイスが効果的かどうかを判断しやすくなる効果がある。
以上、ここまでは診断的問いかけについての説明です。
この診断的な問いかけは、クライアントが自分がどう考えている
のかということを理解させるが、あくまで質問であるので、
解決策ではないので、そこのところには注意すべきです。
ただ、自然と解決策は浮かんでくるのかもしれませんが。
最後までお読みいただきありがとうございます。