■□あ~おいしいって思う孤食□■ | 不完全なままで完全である

不完全なままで完全である

◇サイキックです、心のことのおたくです、保育士もやってます◇




10代の終わりから、一人暮らしに憧れていました。


好きなように部屋を飾れるし、お風呂は急いで入らなくても良いし、


遅くまで寝ていても何も言われないし・・・。


あ~一人暮らし、なんて自由なんでしょう♪


と思いながら、憧れの生活に妄想を抱いていました。


しかし、憧れの一人暮らしの生活は、母が亡くなったことで、


強制的に始まったのです。



その一人暮らしも、今年で11年目。


そして、この11年間は、ひとりで食事をすることが多かったです。


「ひとりで食事・・・さみしい」 ですよね。


「美味しいね~」って言える相手もいないしね。


なんだか、気持ちも沈むような気がする・・・・。



と、思っていました。


なぜなら、こういう風に周りに言われていたし、


そう言われることが「ふつう」だと思い込んでいたからです。



ある時、とても落ち込んでいた日の事です。


たまたま手にした雑誌に載っていたレシピを作ってみました。


セップ茸という高級シイタケのパスタ。


セップをソテーして、フォンドヴォーをくわえ、


そして、最後にミントとレモン汁を加える。


出来上がり、「いただきます」とチカラらなく手を合わせて、


一口ゆっくりと口に運び味を確かめる。



そうしたらね、


グワーッと、足の底から美味しさが押し寄せたんです。


「お、おいしい~」


その美味しさは、胸のあたりを通り抜けて肩を震わせた。


涙が出ました。


美味しすぎて。



その時に思ったんですよね、


「悲しい時にも、おいしい、と感じられるココロがあることの喜び」


そして、この時に、


「ひとりだって、美味しいものは美味しいし、楽しまないと損やん」



孤食の時代


一人の食事が寂しい・悲しい・ココロがすさむ~


なんていわれますが、


「それってホントウ?」という気持ちになります。


なぜなら、わたしは「ひとりの食事」の良さを知っているから。


その時間を味わい尽くしたから。



「ひとり」って、どうしてもマイナスなイメージがあります。


そして、そこから抜け出そうとして、人を求めることもある。


だけどね、「ひとりがいやだ」という所から何かを始めても、


結局そこからは抜け出せないんですよね。


だから、抜け出そうとするのではなく、味わい尽くすのです。


味わい尽くしたらね、


「あ~もう、お腹いっぱい」ってなりますから。


満腹になるまで、食べつくせばいいんですよ。



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