「有機栽培、減肥栽培、無農薬栽培は…」
数年前まで、お茶の有機100%減肥栽培に取り組んでいました。
有機100%無農薬栽培茶の商品化を実現し、茶樹にカイガラムシがいなくなったという評価をいただいていた取り組みでした。
先日、ネオニコチノイド系農薬に触れ、日本の残留基準を見ると、そこには驚くべき数値がありました。
欧州と比べ、リンゴは20倍、お茶は300倍という緩さです。
★知って判断…「ネオニコチノイド」
http://ameblo.jp/megumico-agri-s/entry-11996734109.html
2004年に、静岡の牧之原台地を産地視察した際には、通り掛かった茶畑で、茎の下部にカイガラムシの大きな被害を目にしました(写真左)。
酷い状態を見ると、消毒もやむを得ないと感じましたが、お茶は葉から成分を抽出して飲むものですから、安全性は特に気になります。
無農薬や農薬の種類を選択する肥培管理で、出来るだけ安全な栽培をしていただきたいものです。
当時、地下水や河川の富栄養化を防ぐために、多肥栽培の作物の窒素施用を減らす取り組みが進んでいました。
弊社は、茶とセルリーを対象に現地試験を続け、セルリーは、環境にやさしい栽培として「長野県の新しく普及に移す技術」に採択されました。
茶は、有機無農薬栽培による減肥栽培に挑戦し、量販店との取り組みで、有機100%無農薬やぶきた茶を販売しました。
有機質資材だけで肥料設計すると、可給化率を考慮する必要があるので、嵩として大量の施用量になります。
そこで、弊社の土づくり資材と有機質を組み合わせて減肥を可能にしたものです。
2009年頃、荒茶の価格暴落があり、併せて、肥料の価格の大幅値上げがあり、さらに生産組合の皆さんの高齢化により組合の解散となり、取り組みを中断しました。
おいしいお茶になる効果と、減肥・無農薬栽培を確認し、永年性の作物での施用効果を確認できましたので、時期をみて再度取り組みたいものです。
これも資材の“伸びしろ”…(笑)。
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