「産地化への緩やかな道…」
これから市場で求められる野菜のお話を種苗会社からお聴きし、いただいたカタログを片づけるための情報整理をしています。
4、5年前に量販店では「スナップエンドウ」と「ミニトマト」を求めていましたが、今、注目は「サツマイモ」「スナップエンドウ」そして「冬至のカボチャ」とか。
品目としては、あまり変わり映えしない期待の作物ですが、品種はたくさん…。
栽培しやすい品種、おいしい品種…と、安定した栽培量を生産する品種は淘汰されながら定着します。
作物が普及し、産地として育つのには、年数が掛かることを感じます。
思えば、インパクトのあるのは、「水菜」の全国普及。
韓国ブームに沿っていたような…、実に早かったのを思い出します。
昔、愛知で大束をギュッと浅漬けにすると聴き、確かにスーパーで水菜の浅漬けを見かけることはありましたが、青果にはなく…、しかし、今や年間販売されている便利野菜です。
「スナップエンドウ」や「サヤエンドウ(絹さや)」は、春から夏へと産地リレーでつくられますが、旬のイメージは春。
夏のサヤエンドウは、北海道や信州の高冷地で栽培され、昔は八ヶ岳山麓でも多くの栽培者がいらっしゃったようです。
収穫の細かい作業と、連作を嫌うことから徐々に栽培が減り、今は僅かながらの栽培です。
8月が最盛期。
播種をずらして収穫期を分散しています。
2006年から追って見せていただいていますが、栽培者は変化しています。
初春は、もちろんハウスの設備を選び、適度な加温がないと、豆が貧弱になります。(写真左・愛知産/右・信州産)
3月収穫のスナップエンドウの栽培。
割って見ないと豆の生りが気になりませんが、本来望まれる品質には、まだ届かない状況でした。
★スナップえんどうhttp://ameblo.jp/megumico-agri-s/entry-11193694076.html
3年前に、マルシェで販売するために商品づくりをしたこのスナップエンドウ。
実の充実は残念でしたが、採りたてと安全安心を詰め込んでお届けしました。
人の手を介して栽培される農産物…作り手の想いも受け止めて欲しいものです。
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