「不安定なものを、できるだけ安定させて…」


春夏秋冬いつもそよ風-研究会

埼玉県での土壌肥料研究会 の現地検討会2日目は、寄囲町にある「彩の国資源循環工場」に行きました。

山を造成した広大な用地には、資源リサイクルの8施設が建設されています。


視察をさせていただいたのは、生ゴミ・食品リサイクルで堆肥化をする工場「株式会社アイル・クリーンテック」です。

★株式会社アイル・クリーンテックhttp://www.pref.saitama.lg.jp/site/junkankoujou/ill.html


春夏秋冬いつもそよ風-研究会 資源リサイクルの大規模な工場が集まる埼玉環境整備センターは、全面積が東京ディズニーランド(51ha)と東京ディズニーシー(49ha)を合わせた面積とほぼ同じくらい。

生活空間から隔離して広域的な廃棄物処理のできるリサイクル工場団地です。


敷地に入ると、バスの車窓から大きな建物を見渡しながら、目的地のアイル・クリーンテックに向かいます。



アイル・クリーンテック堆肥化の特長は、パレット式にあり、「発酵パレット」ごとに原料の履歴がわかること。

野菜くず、調理品・残飯、産業廃棄物の3種に原料を分別して配合し、副資材(もみがら、木製チップ)と混ぜて発酵を待ちます。


世界初の「パレット式自動管理システム」の導入によって、2700パレットは個別管理ができるため、オーダー堆肥の生産も可能になっています。

建設費5億の1/3は、脱臭費といいますから、住宅地から離れているようでも、発酵時の臭気はかなりのものなのでしょう。



春夏秋冬いつもそよ風-ヤマゼン アイル・クリーンテックの右隣には、株式会社埼玉ヤマゼンが建っていました。(写真左)

東日本大震災復興支援「チャリティイベントあいのわ」での、鎌仲ひとみ監督との座談会で、その存在を知った工場。


長野県小諸市の廃棄物処理施設から出た「飛灰」が、放射性物質の問題が起きる前は、ここ彩の国資源循環工場のヤマゼンに運んで「人工砂」にリサイクルされていたそうです。



★放射能…「封じ込め」と「拡散」の選択

http://ameblo.jp/megumico-agri-s/entry-11014776513.html



便利で豊かな生活が生み出したゴミの処理…。

大きなリサイクル工場を見渡しながら、大量生産大量消費によって膨らんだゴミは、発生の元を少なくすることが一番の対策だと改めて思いました。


しかし…、

この大工場は、継続的な運営のために、また大原料を必要とするようになります…。

大量生産、大量消費、大量廃棄、大量リサイクル…コスト優先の悪循環です。



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