「農業技術者の研究が目指すところ…」
関東東海地域の農業研究機関の方々が集まる秋季研究会が、週後半の2日間行われました。
今年は埼玉県が開催県。
雨上がりの好天に恵まれ、研究会も現地検討会も順調に終わりました。
関東東海地域(東京都、神奈川、茨城、栃木、千葉、群馬、山梨、静岡、愛知、岐阜、三重、長野各県)の土壌肥料研究者とメーカーが、JA全農を事務局として組織する協議会で、農業技術について春秋2回の研究会で情報交換をしています。
(独)農研機構と全農の演者、お二方のお話を聴講しました。
また、「効率的リン酸施肥管理に向けた新技術の開発と課題」をテーマとする研究会では、4例の研究結果を発表。
施肥法や施肥時期によるリン酸肥料の施用削減と、作物の機能活性による土壌蓄積リンの有効吸収などのリン酸肥料削減技術が伝えられました。
将来的に枯渇するといわれているリン鉱石。
土壌蓄積リンの利用技術は、土壌肥料永遠のテーマともいわれています。
私はメーカーとしての参加ですが、、ジャーナリズムに携わる活動をする立場からも、専門家の視点と最先端の研究現場を知るために参加しています。
今回の研究発表の内容にあった「定植前リン酸施用」や「接触施肥によるリン酸利用率向上」は、自社商品とも通ずる部分があり、興味深いものでした。
農業資材の普及を始めた頃、微生物の情報収集のために読んだ本の中に、西尾道徳氏の著書があり、根圏微生物、特に「菌根菌」の働きが印象的でした。
今回、菌根菌によるリン酸施肥量の削減効果の部分で、日本での研究が進んだ内容があり、15年後の研究の進歩も感じました。
研究資料には、貴重な時間と経費を掛け、精力を傾けた研究結果が詰まっています。
仮説、試験、研究…、
土壌肥料の目指すところは、健全な農業生産を継続するための土づくりと農業技術の向上です。
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