皆様、こんにちは。恵はり灸院 院長です。
この前レンタルして観た映画・陰陽師が普通に面白かったです。
陰陽師では、悪い念に取り憑かれると姿が鬼になったりします。
また悪い念が天を支配し、たくさんの人が鬼になってしまうシーンなど。
それを陰陽師は、力のある念や言葉で、悪霊や鬼を祓っていくわけです。
いかにもフィクションな演出ですが、実は現実でも、実は同じようなことになってるなーと思います。
テレビやインターネットには、たくさんの悪い情報が飛び交い、みんなの悪い心を引き出しています。
その思いに取り憑かれた人たちは、自分や他人を傷つけています。
正に大気に悪がはびこり、取り憑かれた人は「鬼」になっています。
私たちは、陰陽師たちのように、そんな影響力に少しは敏感になり、祓う力を持たなくてはならないように思います。
それは何も、特別なことはなく。
①怒りや心配や不安を引き出す、悪い情報にとらわれない。
②自分が何をするべきかを前向きに考える。
③そして、自分や他人を癒し助ける言葉を発すること。
これだけでも、やってることは陰陽師と一緒かもしれません。
悪い思い・言葉・行為が支配的な今、良い思い・言葉・行為で邪を祓える人が増えていかなくてはと思います。
ちなみにこの考え方、実はインド哲学も同じなのです。
インドでは、良い波動を発する言葉として、マントラが唱えられていました。
思いが言葉となり、言葉が行為となり、行為が習慣となる。だから良い思いを持たなくては、悪に支配されると考えられています。
だから良い意味と音を持つマントラを繰り返し唱えることで、思い・言葉・行為を正常化する努力をしていたのですね。
こう思うと、陰陽師とか東洋医学とか、結構合理的ではございませんか?
よく夢物語的に捉えられることが多いですが、非常に現実をよく捉えているのです。