日本のジャーナリズムは


腐ってしまったのでしょうか。







いや、腐っているのは知っていたが


ここまで


根元から腐っているとは…。










あれだけ


不十分なあおり記事をのせ(1)、


医療サイドから総スカンを食らい、


大淀病院の産科を閉鎖に追い込み


奈良県南部の出産場所を


消滅させた(3)、



あの、


毎日新聞 「奈良・大淀病院妊婦死亡事件」 


の産科撲滅運動が


第11回新聞労連ジャーナリスト大賞の特別賞


を受賞したようです。








…絶句。















うちでも2006年の


聖地、聖人認定で


ともに2位を取った猛者ですが(2)、


ここまで


新聞って狂っているのでしょうか?







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2007年1月11日(木) : 第11回新聞労連ジャーナリスト大賞、疋田桂一郎賞他決まる!


http://www.shinbunroren.or.jp/oshirase/oshirase.htm


平和・民主主義の確立、言論・報道の自由などに貢献した記事・企画・キャンペーンを表彰する第11回新聞労連ジャーナリスト大賞と、今回新設された疋田桂一郎賞の受賞作品が決まりましたのでお知らせします。
 今回の対象作品は昨年1月1日から12月末日までに紙面化された記事などで、柴田鉄治(元朝日新聞社会部長)、北村肇(週刊金曜日編集長)、藤田博司(元共同通信論説副委員長)、鎌田慧(ルポライター)の選考委員4氏による審査で選定されました。
 ジャーナリスト大賞、疋田桂一郎賞の授賞式は、新聞労連第109回臨時大会初日の1月24日午後1時から、日本教育会館で行われます。

< 選 考 結 果 >

大賞 1件 
☆東奥日報労組 東奥日報 社会部編集委員 斉藤光政 さん
Xバンドレーダーを問う 車力分屯基地配備計画 
米軍再編の波紋 「北」をにらむ三沢・車力


優秀賞 2件
☆朝日新聞労組 朝日新聞 編集局特別報道チーム 
 「偽装請負が製造業で横行」を始めとする一連のキャンペーン
☆北海道新聞労組 北海道新聞 中標津支局長 徃住嘉文 さん
「沖縄返還をめぐる日米密約を、元外務省局長の証言によりスクープ」

特別賞 2件
☆毎日新聞労組 毎日新聞 奈良支局 ・大阪科学環境部取材班
 「奈良・大淀病院妊婦死亡」をはじめとする全国の母子救急医療搬送システムの未整備を問う一連のスクープと検証キャンペーン
☆茨城新聞労組 茨城新聞 憲法問題取材班 
 通年連載企画「憲法のあした」


疋田桂一郎賞 2件
☆全下野労組 下野新聞 「犯罪被害者」取材班
 「生命(いのち)のメッセージ展」と犯罪被害者報道を考えるキャンペーン
☆神戸デイリースポーツ労組 神戸新聞 社会部 霍見(つるみ)真一郎さん
 低年齢児の性同一性障害受け入れの一連の記事

この件に関する問い合わせは、新聞労連・新聞研究部担当及川
(03-5842-2201)までお願いします。



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閉鎖のウワサのある

2chではこんな

タイトルになっています。



産科医絶滅史26巻~祝!産科医撲滅キャンペーン受賞
http://society4.2ch.net/test/read.cgi/hosp/1168583201/l50




受賞の審査基準ってなんなんでしょう?


あんなにも記事の内容が変わった


新聞記事って、


取材の仕方がずさんだった


としか思えないのですが。





結果を見れば、

毎日新聞の記事が


現場にもたらした


決定的な打撃が

わかります。




典型的な医師たたきに終始し、


大淀病院の産科は閉鎖、


産科システムは崩壊。



毎日新聞は「母子救急搬送システムの改善」


というが、産科自体がなくなり


母子救急搬送を要する医療自体がなくなった。

これが受賞理由なんですね。












2006年12月20日に


毎日新聞 奈良支局長が10大ニュースを選びました(5)。


その中には、


「母子救急搬送システムの改善」

という言葉がありました。




なんら改善されず、


医療関係者の献身的努力で支えられているのに


「母子救急搬送システムの改善」


と言い切るのはなぜだ?


と議論になっておりました。







答えは2日後。


2006年12月22日に


大淀病院の産科が閉鎖になりました(6)。






みんなが深くうなづきました。


「そりゃあ、閉鎖されたら


搬送する必要もないから、


毎日新聞の言う


「母子救急搬送システムの改善」


が達成されたんだ」


こうして、奈良県の南部でお産できる


施設が消滅したのでした。









No doctor, no error.

毎日新聞の努力は


このような形で現実化し、


さらには


多くの医師が産科を選ばず


産科医も多くの病院から


撤退を続ける引き金になりました。









医師がこのようなレヴェルで


間違いをしたら


すぐにこぞって叩くのに


自らは訂正すらしないのは何故でしょう。










せめてもう少し


情報を集めて、報道すればいいのに、


意図的に医師を叩く報道をするから


新聞社が「恥を知れ」


なんていいだす始末(4)。








同業他社の新聞社が、


医師に向かって


「恥を知れ」


なんて言う位だから


どんだけ破廉恥な報道だったか


分かると思います。








新聞に働く人の


8割が加入していると言う


新聞労連が選ぶ


ジャーナリスト大賞の


特別賞受賞。






毎日新聞 奈良支局を


褒め称えます。


「よくやりました」


と。










今回の


毎日新聞の受賞こそ


「恥を知れ」


という言葉を


使うにふさわしい


と私は思います。





「恥を知れ」




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(1)

もう、目を覆わんばかりの


ひどい報道でした。


【奈良・妊婦死亡 目次】
http://ameblo.jp/med/entry-10019702050.html



(2)

当ブログでの


2006年 聖地、聖人認定の読者投票で


それぞれ


奈良県町立大淀病院

青木絵美 毎日新聞記者


が2位をとっております。


●結果発表!! 聖人認定 「医療 心に残る人物 2006」●
http://ameblo.jp/med/entry-10022456418.html


●結果発表!! 聖地認定 「心に残る病院・医院 2006」●

http://ameblo.jp/med/entry-10022454369.html


(3)当ブログ記事


奈良 妊婦死亡 ついに町立病院産科休診へ 

http://ameblo.jp/med/entry-10022036569.html


(4)当ブログ記事


恥を知れ? 奈良・妊婦死亡1

http://ameblo.jp/med/entry-10018873960.html


「恥を知れ」に弁明 奈良・妊婦死亡

http://ameblo.jp/med/entry-10019348266.html


(5)

毎日新聞 奈良支局長 「母子救急搬送システムの改善」?
http://ameblo.jp/med/entry-10021912247.html


この中で、


奈良支局長が「森羅万象」を間違った使い方もしており、


日本語を知らない新聞社という評判を高めた。


(6)

奈良 妊婦死亡 ついに町立病院産科休診へ


http://ameblo.jp/med/entry-10022036569.html