Für Elise (エリーゼのために) | ☆みかっちの「しあわせ感性を高める♡」ブログ☆

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人生のどんなシーンをも、十分乗り越えられる生命力。
あなたには備わっている!
生命力こそがすべての難問解決の秘訣♡




「お母さん、またピアノやりなよ!」と、娘が昨日いいました。
ホントに、楽器っていいものですよね!



編集者の玉井さんのピアノや、
ウクレレのミオちゃんの演奏を聴くと本当にそう思います!!



私にとってのピアノの思い出言えば、
初心者が必ず通る「エリーゼのために」という曲。




私がピアノを習いだしたのは、小学校1年生の頃でした。
ピアノの先生は、アコーディオンがとっても上手な
サンタさんのような体の大きな先生でした。
 

  そのサンタ先生が、、、

 

「エリーゼのためにと言ったら美香ちゃんだよね、
 そう言われるような曲に仕上げよう!
 それをなんていうか知ってる?十八番(おはこ)っていうんだよ!」 と、小さい私にインプットしてくださったのでした。

 

うちは当時旅館だったのですが、
とある常連さんの社長さんが、
小さかった私の唯一のファンになってくれました。



その社長さんはかなり深刻な胃潰瘍を抱え
「釣りをしている間はその痛みを忘れるから」と、
まるで湯治をするように(釣治とでもいうのでしょうか?)
釣竿をたらして精神的な回復に来られていました。
 


今はもう亡くなられましたが
「美香ちゃんのピアノを聴くと、心が洗われる・・・。」と
涙を流してくださったのを今でもありがたく思いだします。



その社長さんが大好きだったのが、
この「エリーゼのために」という曲でした。
今では、楽譜を見ないですらすら弾けるのは
この曲だけになってしまいました。
 


しかし、この「エリーゼのために」。
ベートーベンが1810年ごろに作曲したピアノ曲で、
死後の1867年に初めて出版されたと言われています。
 


失われた自筆譜には
「テレーゼのために」と献辞が記されていました。
ベートーベンが悪筆だったために(笑)
「エリーゼのために」と間違えられたといわれています。



彼女の本名はテレーゼ・マルファッティ。当時18歳。

 




ベートーベンは真剣に年の離れた彼女を愛し、
結婚を考えていたそうです。



エリーゼのためには、
ソナチネを始めるかどうか位の人がマスターできる曲で、
まったく難しい曲ではありません。



しかし、特徴的なのが、
右手の小指と薬指の動きです。



この動きがスムーでないと、
一番のあの有名な旋律が台無しになってしまうのです。



そして、有名なエピソードもあります。



ベートーベンは、
小指と薬指の動きが悪かった
愛する恋人の練習曲としてこの曲を作ったそうなのです。



ただ、愛する思いを曲にして、
聴いてもらうだけに作ったというのではなく、

<彼女が実用して実践できる「愛」>だったわけです。

 

今これを作ったベートーベンの年代と同じになった私が、
改めてこの曲を弾く時、
彼がどんなふうにテレーゼを想っていたのかが、
ピアノを通してわかるような気がしました。
 


大きく包み込むように、
それでいて自立を促すように、
彼女のためだけに作られた曲。
 


愛する人が自分の練習用に作ってくれた曲・・・
かなり素敵です~~!!



しかしテレーゼだけにとどまらず、
多くの人々の心にしみわたる堂々たる名曲になりました。
この曲を聴いたことない人を探す方が難しい。



一番のポイントは、
作ったきっかけがどんな動機であれ
それは時代を超え、国境を越えて心に届いた。



ベートーベンの才能という資質、
それがテレーゼという縁によって
不思議な作用をきたして出来上がった曲。



創造的なものというのは、
ひょんなきっかけで形になるものなのかもしれません。
 


「あの人の役に立ったらいいな!」
世の中にある感動的なものは、よく考えると、
そんなささやかな思いからすべてできているような気がしました^^




















数がただただ無機質に示すように見えるもの、
しかし、その中にはまるで戯曲のように
あなたに訴えかける世界があります。

台本を思い出し、そして
これでよかった!と、確信するのか、
それとも、ここに戻ろう、と修正するのか
はたまた新しい世界を開拓するのか


ひとつの「ライフマップ」をもとに、
次のあなたを生み出していきませんか?

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