拡散にご協力を カルトからの脱却(リプログラミング)方法;前置き | イノセントでごめん

イノセントでごめん

アロマテラピーや手作り化粧品でナチュラルライフを叫ぶ(゜o゜)
アクセサリー作りにも注目してね(*'-^)-☆
言いたい放題の暴言は、オバチャンの特権だ!
音楽やアニメのことも書けるといいなぁ・・・(腐女子だもん)
よろしくお付き合いを。

カルトというと、奇妙な新興宗教団体などを思い浮かべる人がほとんどではないでしょうか。
しかし、新興宗教が全部悪いわけではありませんし、連鎖商法や政治組織などがカルト化していることもあります。
それに、私たちには信仰や思想の自由があります。
ですから何を信じても良い訳ですし、誰であってもそれを咎め立てすることはできません。
信仰、思想の自由なら守られる権利がありますが、ここで問題にしているのは、マインドコントロールなどの悪質な手法で信者を獲得し、本人や家族や社会全体に害を与える集団です。

個々の自由を掲げておきながら、人権侵害が行われていたり、ましてや犯罪を行うようなことを正当化するための教育が行われているとしたら、それはもはや反社会的行為であり、自由とは呼べません。

これを単なるカルト組織と区別するために、「破壊的カルト」と呼ぶことがあります。
それら破壊的カルト組織に因われてしまうと、ご本人はおろか、ご家族、友人にまで多大な苦難が及ぶことが少なくありません。
しかしカルト組織からの脱却(リプログラミング=ディプログラミング)方法を検索してみると、強硬な手段を取るような古い手法がそのまま残されていたり、結局は有料相談に導かれていたりと、十分な情報が未だに入手困難な状態でした。

私は30年近くエホバの証人と係わってきました。
私から発信できる情報は、脱エホバの証人への試みとして数々の失敗を繰り返し、今もなお模索中の懸案ではありますが、ものみの塔の魔手に苦しむご本人、ご家族、関係者の方々に、少しでもお役に立てるならと思い、思い切って記事にすることにしました。
エホバの証人だけではなく、他のカルトに苦しむ人にも、参考になると思います。
時代の移り変わりとともに、その問題とされる点も変化しています。
しかし、エホバの証人や破壊的カルト組織に入ってしまった人が、組織の指示に無条件に従ってしまう思考回路を持つように教育され、自我とか自分の考えを喪失していることにすら気付かない操り人形に育てられている事に変わりはありません。

ものみの塔の反社会性は、今や多くの人によって明らかにされつつあります。
詳しいことをお知りになりたいなら、以下のサイトを参考になさって下さい。

エホバの証人カルトニュース ものみの塔 JW.ORG

エホバの証人研究(ブログ)

エホバの証人研究


ものみの塔に惑わされたエホバの証人は、いわば被害者ですが、マインドコントロールによってそれを正しいと信じ、その教えを守り広めようとした時点で加害者にも変じます。
そして、それが脱エホバの証人を目指す人々に更なる苦しみとなって覆いかぶさってきます。
それはまた、脱会した後にも、後遺症として本人を苦しめることが多いのです。

特に、自発的におかしさに気付いて組織から離れようとした人よりも、カウンセリングなどで引き戻された人の方が、カルト組織から離れた後、心理的不安が残ることが多いと言われています。
これは、本人に「引き戻された」という意識がどこかに残っているためだと考えられます。
理屈では組織の不当性や矛盾に満ちた指導などに関して、組織の反社会性を認めることが出来たとしても、感情的なしこりは無意識の領界にしつこく残り、本人にも意識できないまま甘い毒を放ち続けます。
組織から離れたこと=組織を裏切ったことへの罪悪感や、それによって罰が下されるのではないかという恐れが心の奥底に残されたまま一般社会へ戻されると、かつての組織が自分でも反社会的だと分かりつつも、そこにいた時の安心感を懐かしみ、幸せであったと信じたくなることは否定できません。(麻薬常習者によく例えられます)
また、自発的に組織から離れた人であっても、組織の教育による偏った思考パターンや、間違った知識からなかなか脱却できず、一般社会との隔絶感に悩み続ける場合もあります。

また自発的に組織から離れた人にも、カウンセリングなどによって引き戻された人にも、場合によっては鬱に苦しんだり、PTSDが疑われることが多く報告されています。
特に、2世、3世として産まれた時からエホバの証人となるべく育てられた子供達の抱える精神的ダメージは、1世のそれとは比べ物になりません。

そのような心の問題の場合は専門医に任せる必要がありますが、家族がエホバの証人である場合、当事者をサタンと呼んで治療を困難にする場合もあるようです。

困ったことに、カルト組織で教育を受けた人は、その期間が長ければ長いほど、自分に教えこまれたその組織独特のマニュアル会話とでもいえる会話パターン、言葉の解釈の特異性を理解出来ない事が多く、一般社会の人との会話ではピントがどこかズレていても本人が気が付かないまま話が噛み合わない現象が生じてしまい、次第に孤立していった挙句、居場所を求めてカルトに逆戻りしてしまう場合もありますので、脱カルト者を支援する受け皿ももっともっと必要です。