世界遺産のカッパドキアにやってきました。
トルコのほぼ中央に位置し、首都アンカラから車で約4時間の長旅です。
300万年前の火山噴火と、その後の風雨による浸食作用のよってできましたが、今でも形を変え続きけているそうです。
柔かい石なので、昔人間が穴を掘って暮らしていました。
現在では観光スポットやハト小屋になっていますが、今でも住んでいる人がいるようですよ。
ラクダです。この上に乗って写真が撮れます。
トルコでテレビをつけたら馬ではなくラクダのレースを放映してました。本気の競駝!?が面白かった。
穴の中に13世紀に描かれた無数の壁画。
この国は最初はローマに支配されたのでキリスト教でしたが、後イスラム勢力に塗り替えられたのです。
キリスト教徒は迫害され、カッパドキアの岩に穴を掘り、コミュニティを作って生活していました。
イスラム教徒によって、キリストやその使徒たちの顔の部分ははぎ取られています。
壁に見える赤い丸い紋章はイスラムの象徴。イスラム教徒はキリスト教徒の描いた絵を塗りつぶし、その上にイスラムの印を刻みました。
トルコにはこのように、キリスト教VSイスラムの構図があちこちに垣間見えます。
鮮やかなトルコブルーの天井。十字架に磔になったキリストの構図です。
顔の部分がはぎ取られた壁画。
戦いに勝ったものの傲慢さと負けたものの悲哀が伝わってきて、涙が浮かんできます。
カッパドキアは総面積約96㎢の広大なギョレメ国立公園の中にあり、様々な形の奇石が並んでいるのです。
キノコ岩、ラクダ岩、犬岩など本当にバリエーション豊か。でもこの形も風化で徐々に変わってしまうのです。