箱根駅伝。
今年は面白かったですね。
実際、金栗杯という箱根駅伝MVPに選ばれた日体大の服部さんは、私個人としてもMVPでしたね。
なんか口から垂らしながら走っていた姿からも、カッコいい!という感じではなかったのですが。
いや、むしろ、それが良かったw
優勝候補やメジャー校を押し退け、5区で先頭に立った、服部さんに来年も期待しています。
って、私、絶対、来年は忘れてるやろ・・と思います。
翌年までちゃんと記憶していた箱根ランナーって、柏原さんくらいしかおらんし。
それも、「記憶していた」というより、報道に忘れさせてもらわなかった、という方が正しい。
見所、と言うには、ちょっと小さいかもしれませんが。
10区の、帝京vs早稲田は楽しかったですね。
帝京にチラ見の凄まじさ。
クロールの息継ぎか、というくらい、横の早稲田に首を向ける。
あまりに長く露骨なチラ見なので、「あぁ、もしかしてこれは見てるんじゃなくて、この人はこういう走法なんだ。ほら、競馬で馬がコーナーを回りながら、外を見てる感じってあるじゃないか」、と自分を納得させてみましたが。
実際にラストスパートが始まった帝京の彼は、まっすぐ前を見て走っていたので、チラ見はそういう走法ではないことを確信しました。
しかし、凄かったなぁ、スパートの必死の形相w
4位と5位なんて、まぁ、どっちでもいいと思うんだけど。
しかし、改めて、駅伝というものが、単に自分との戦いではなく、周りに影響される部分がそれなりにある世界なのだ、と教えてもらいました。
ランナーじゃないと、そういうメンタルな部分ってわからないし、興味のあるところです。
明治や法政といった、「六大学」が上位に絡んでくるあたりも、ちょっとワクワク感を盛り上げてくれましたね。
私の学生時代は、早慶、明法中立、日東駒専、大東亜帝国、なんて言われていた時代でした。
こう見ると、慶応と立教以外は、箱根常連校になっていますね。
今回の日体大優勝については、「当たり前のことを当たり前にやる」という練習方針が繰り返し伝えられていました。
また、繰上げスタートも無かったことから、各校の力は非常に接近していて、昨今の大学駅伝は、単に人を集めれば有力校になれる状況ではないのだろうなぁ、と推察できます。
外人色の印象の強い学校(日大、山学、拓大、亜大あたりかな)が上位に来れない現実は、そういう状況を表しているのだと感じます。
外人については、枠で規制しているわけですが、力の均衡については、全体として、運営側の施策がうまく行っているのだと思います。
それほど熱心に見ているわけでもない私でも、特定校の長期優勝独占の印象はないですよね。
順大、大東大、山学、神奈川、駒沢、東洋が中心になる中で、早稲田がちょっと勝つくらいの、ここ30年だったと思います。
この、力の均衡、といういのは、テレビ放映や、競技への人気に対しては、非常に重要だと思います。
wikiを見てみますと、関東の大学が主催する関東ローカルの大会が、事実上最高峰となっているという、点を問題とする向きもあるようです。
私も、本来は、全国的な大会が最高峰であるべきと思いますが、関東学連としては、ここまで育ててきた(本当の意味でここまで育てたのは日テレかもしれないけど)箱根駅伝を、日本学連に「はいどうぞ」と渡せないでしょうね。
やはり、関東以外の学連が、ローカルレベルで人気のある駅伝大会を作って、学生を集めるといった地道な運営をしていくしかないでしょうね。
そもそも、佐久長聖や西脇工業といった箱根出場学生の多い高校は、関東学連の地域に無い高校ですしね。
名古屋箱根間関西大学駅伝競走、なんてどうでしょうか。
関西、東海、信越の大学を巻き込んで。
距離が長いので、片道だけ。
時期は、全日本を2月頃にずらして、11月に実施。
関東学連に掛け合って、上位2チームくらいは、正式チームとして箱根に出られるようにしよう。
あとは、まぁ、どれだけテレビが協力してくれるか。
スポンサーがついてくれるか。かなぁ。
地元だと、もちろんトヨタとか。
中日新聞グループの報道力ってどんなもんなんだろうか。全然知らんけど。
ま、そんな感じでしょうか。
私ちなみに、棄権した学校に通っていた身なんですが。
愛校心全く無いんで、その部分については、特に感想はありません。
ではでは。