質問状回答 平田きよみ候補 | 松戸をよくする市民の「ゆるーい」ネットワーク 松戸市議会議員選挙特設ブログ

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Facebookで活動する本会プロジェクトチームが、松戸市議会議員選挙に際しお送りし、ご回答いただけた候補者さまの回答を掲載しています。

1、まず、候補予定者ご自身についてお伺いいたします。

①なぜ、松戸市議会議員選挙に立候補されるのですか。

 松戸市内の小学校で36年間教員として勤務してきました。その経験を市政に活かし、子ども達一人一人が安心して豊かに学びあえる学校の実現をめざしたいと思い立候補を決意しました。
 また、子育て世代も高齢者も安心して暮らせ、住んでよかったと思える松戸市にしたいと思っています。

②当選したら真っ先に取り組むことを教えてください。

 夏の気温が最高で38度にも達する小中学校普通教室への一日も早いエアコン設置です。

③4年間の任期中に必ず実現させたいことを教えてください。

 老朽化して危険な校舎の改修、国民健康保険料1世帯当たり1万円の引き下げ、春木川の水害対策など水害の無い街づくり、コミュ二ティバスの運行開始などです。

④当選された場合、どちらの会派に所属するのか、または無所属で活動されるのか、意思をお聞かせください。

 日本共産党の会派に所属します。

⑤市民の声に耳を傾け、市民に分かり易く説明し、市民の思いを実現すべく行動する、というような「市民に寄り添う」という姿勢が重要だと考えております。より多くの「市民に寄り添う」ために、何か行動される予定があれば教えて下さい。
 活動報告的なたよりを発行したり、懇談会のような形で議会報告や要望をお聞きする場を持ちたいと思います。また駅や街頭でもお知らせしたいです。

⑥市議会議員に必要な能力はなんだと思いますか。それをこれからの活動にどう生かしていくかと併せてお答えください。
 
 地方政治の重要な役割として住民の暮らし・命・福祉を守ることがあります。ですから常に市民の声に耳を傾け、自身もその一員として共に感じ、行動できることだと思います。

2.次に、議員観・議会観についてお伺いします。

①松戸市議会議員の適正人数は何人とお考えですか。理由と併せてお答えください。

 1の⑤のような質問は全くその通りだと思います。そのためには最低でも人口1万人に1人程度の議員が必要だと思います。以前の議員定数48人ぐらいがいいのではないでしょうか。削減ではなく当面現在の定数44人を維持していくことが必要だと思います。

②「議員報酬は議会での拘束時間等、議員活動を実際に行った時間×時給にしてはどうか」という議論がありますが、いかがお考えですか。

 1の⑤の質問にもあるように、議員の活動は議会内のことだけではないと思います。ですから拘束時間だけで考えることには反対です。

③委員会前に会派で賛否を決めていることで、議会での議論が建前になっているように感じます。議会をより建設的な場にするため、委員会前に会派で賛否を決めることを止め、委員会での議論を基に会派の合意形成を図るようにして欲しいと考えております。如何ですか?

 新人ですので具体的な場には参加していませんが、委員会での議論の前に議案が出るので、会派の中で十分な話し合いをして議会に望んでいると聞いております。

④建設的でしがらみのない議論を行うため、会派制を廃止する議会も現れていますが、「会派制の廃止」について、いかがお考えですか。

 政党・会派は単なる寄せ集めではなく、思想信条と基本的な政策の一致で成り立っていると思います。今まで一市民として議会の外から見ていたわけですが、共産党は議員団として協力し合い、補い合って、議会内でより建設的な議論ができるよう努力していると思います。

⑤議案に対する個々の賛否について、記録に残す、または公開することへのお考えをお聞かせください。

 個々の賛否は当然公開するべきです。

⑥委員会についても、本会議同様にインターネットおよび録画中継を行ったり、議会運営委員会を含むすべての委員会を傍聴可能にすることについて、是非をお聞かせください。

 その通りだと思います。

⑦議員を客観的に評価するしくみについて、アイデアや先進事例があればお聞かせください。

 2の⑥のようなことを実施したり、質問回数などを公表して市民の判断にゆだねるべきだと思います。

3.次に、市政をとりまく環境や個別の政策課題への考えをお伺いします。

①経済的・家庭的な理由等により、望んだ進学ができない子どもを減らし、平等にチャンスを与えられるような環境が求められていると考えますが、具体的な方策があればお聞かせください。

 給付制奨学金の創設を国レベルでおこなうこと。また市独自の給付制奨学金を作って保障することだと思います。

②児童・生徒の学習習熟度により教員を評価する制度を設け、意欲的な指導の一助とする策について、お考えをお聞かせください。

 現在でも保護者や児童・生徒への学校評価のアンケートが実施され、教員間でも学年末に総合的な学校評価を行い、議論しています。教員を一方的な評価でしばりつけるのではなく、学年会議や校内研修会を含め日常的に教員同士が切磋琢磨し互いに高め合うことが大事だと考えます。

③保育園を選ぶための客観的指標として、利用者・第三者評価の制度を設けることについて、お考えをお聞かせください。

 基本的に認可保育園は行政が責任を持つものです。忙しい子育て中の親にとってどこにあずけても安心な保育園にしていくことがたいせつだと思います。

④より障害者が暮らしやすいまちを実現するため、提案される施策があれば教えてください。

 駅をはじめ、公共施設のバリアフリー化、車いすで外出しやすいような道路整備を充実させていくことです。また障害への理解を深め、交流できる機会をもっと増やしたいです。

⑤ノーマライゼーションについてお考えをお聞かせください。例を挙げると、色覚障害者にとっては赤色チョークの板書や、ピンク色の看板が見づらい等、聴覚障害者にとっては災害時避難所での情報提供が音声のみで行われるということに不便を感じる等、障害者本人でしか気づき得ない生活上の支障があります。

 私自身、まだまだ理解できていない面も多く、④で答えたように障害への理解を深め、当事者の声に敏感でありたいと思います。

⑥松戸市は周辺市よりも生活保護受給者数・保護費ともに高い水準にあります。この水準についての是非と、今後の方針についてのお考えをお聞かせください。

 保護基準以下の方が受給するのは当然と考えます。受給者数・保護費が増えているのは、低所得者が増え続けている社会状況の反映であり、その社会状況の改善が先決だと考えています。

⑦少子高齢化への対策として、提案される施策があれば教えてください。また「無駄を削減する」以外の財源確保についてもご提案ください。

 認可保育所の増設など、安心して子を産み育てられる環境づくりが重要と考えます。
 負担能力のあるところに課税する(法人税の適正な引き上げ、富裕税の創設など)ことと、住宅リフォーム助成制度の創設などで地域経済の活性化が必要と考えています。

⑧「すぐやる課」について、今後の方針と併せて、存続の是非をお答えください。

 市民に親しまれ、担当課の枠を超えてすぐ行動できる存在として存続に賛成です。

⑨市立病院の経営を改善するための方策があればご提案ください。

 効率的な運営は必要と思いますが、民間にはできない部分を引き受ける存在であるべきで、単に黒字を追求すれば良いとは思いません。ただし、医師・看護師不足を解消し市民病院の信頼を高める必要があります。

⑩市内で起業家が活躍するための方策があればご提案ください。

 起業する際の「補助金制度」や、相談から起業したあとの支援も必要です。

⑪市内の商業圏の充実について、近隣自治体のように大型ショッピングモールを誘致するなどの大規模な方策を取るべきか、それとも他の方法によって充実を図るべきか、現状の維持を図るべきか、方策をご提案ください。

 わざわざ車で出かけなくてもよい、住民同士の交流ができるような地元の商店街の充実発展がもっと必要だと思います。中小業者の廃業につながるような大型商業施設一辺倒には反対です。

⑫松戸市に住民投票条例は必要だとお考えですか?理由も併せてお答えください。また、必要だとお考えの方は、具体的にどういった内容にすべきか、お聞かせください。

 市民の意見を行政に反映させる機会を増やすために、住民投票条例は当然必要です。その内容としては、投票率が50%に満たないときは開票そのものを行わないとする規定の条例とするなど工夫が必要だと思います。

4. さいごに、松戸市についての思いをお伺いします。

①松戸市の一番の魅力はなんだと思いますか。

 全国様々な地方の出身者がいて、静岡県出身の私も住み始めた時からお客様ではなく松戸市民として溶け込めました。伝統を大事にしつつもそうした特徴を活かした文化の創造ができるのではないでしょうか。また都市圏にもかかわらずまだまだ自然が豊かに残っていることなどです。

②中長期的に見て、松戸市政における最も大きな課題はなんだと思いますか。解決策の提案と併せてお答えください。

 必ずしも計画的な街づくりが行われているとは言えず、消防車も入れるのかと心配するような道路、下水道問題、水害対策など後追いで問題が次々と出てきていることがあると思います。住民とともに解決策を考え発展させていくことが大事だと思います。また松戸には三つの工業団地、梨園や野菜作りの農家、商業地域などがあり、それぞれバランスよく発展させていくことが重要だと思います。