つぶやき漫画11 | 人は気にならないだろうけど私は気になる。

つぶやき漫画11

 




前回のつぶやき漫画で取り上げたクズ野郎の余波でとんでもない事件が明るみに出ました。
こちらのまとめサイトが一番わかりやすくまとめられております。

なぜココロコネクトドッキリ事件はここまで炎上したのか?





$人は気にならないだろうけど私は気になる。








 あんまり腹立ったんで、新しいGIFアニメを作りました。

$人は気にならないだろうけど私は気になる。




追記(9/1)

 一晩たってちょっと落ち着きました。

 『引退しろ』はちょっと言い過ぎかもしれませんが、ネット上でこれだけ騒ぎになっているのに、加害者は誰ひとりとして謝罪どころかコメントひとつ出していません。
(アニメ制作会社社長がTwitterで謝罪しましたが、嘘の情報で火消ししようとしたのがバレてツイートを削除してしまいました)



 ネットは案の定炎上しています。

 Amazonの発売前のブルーレイの評価欄はのきなみ☆1つが並び、『ブルーレイをキャンセルした』『もう放送も見ない』『グッズも買わない』と不買運動が広がっています。
 果たして結果的に関連商品の売り上げや視聴率にどの程度の影響があるかわかりませんが、もし著しい売り上げの低下があれば、普通の業界ならばプロデューサーや担当者は責任をとって降板・降格レベルの話です。


 炎上の火は、関係無い人にまで飛び火しています。

 原作者や、主題歌の作曲者であり今回の騒動の火種である菊地創と同姓同名の俳優さん、いじめ企画の首謀者のレコード会社プロデュサーが音楽のプロデュースをしたり贔屓にしているだけで今回の騒動とはまったく関係無い女性声優さんにまで嫌がらせが及んでいるようです。
(そういったことは本末転倒、同じ穴のムジナなので止めて頂きたい)




 本来作品の評価と作り手の人間性は分けて考えなければなりません。


 例えば、犯罪者や、あるいは人格破綻者が、傑作を産み出すこともあります。

 例えば、漫画雑誌に漫画の持ち込みが2件あって、性格の良い人の描いたまあまあ面白い漫画と、もの凄く性格が悪いけど抜群に面白い漫画だったら、採用されるのはほとんどが後者でしょう。

 でも、物には限度があります。
 ある連 続 快 楽 殺 人 犯の描いた小説がどんなに面白いと評判でも、犯人本人に大量の印税が入るとわかっていたら僕は読みません。もちろん読むと言う人がいてもそれは自由です。

 僕は『ココロコネクト』を観る気が全く無くなったし、今回の加害者がこれから関わる作品も、不本意ながらちょっと色メガネで見てしまうでしょう。それだけの話です。



 また、悪いのは首謀者であるレコード会社プロデューサーだけで、いちスタッフや声優は仕事をこなしただけで悪く無い・・・と言う人もいます。

 僕もサラリーマンの経験があるので、上司や会社の命令に、それがたとえ間違いでも逆らえないジレンマも少しは知っています。
 それでもどうしても納得出来ない時、僕は度々逆らってしまい、出世コースとは無縁のダメ社員となりました(もちろんそれだけが理由では無いと思いますが)

 恐ろしいことに、その命令が非人道的なことや犯罪行為でも、上司に力や実績があれば、告発してももみ消されてしまうのです。それが『大人の世界』って奴でしょうか。


 『ココロコネクト事件』が行われたイベントは、もみ消すどころかネット放送で大々的に公表していますが、それでも発覚に2ヶ月以上のタイムラグがあります。『しょうもない方の菊地創』のTwitter騒動が無ければ忘れ去られていた可能性もあります。

 上司や会社、仕事の発注先の命令がクソでも『No』と言えないのは、『No』と言うと、左遷されたり嫌がらせされたり仕事を干されたりと言った不利益があるかもと言った恐れからです。

 これが現状です。

 でも、これが正しい世界でしょうか?

 これから社会に出て行く子供達に、これが世の中だよ、お前もずる賢くしたたかに生きなさいと言わなくてはいけないのでしょうか?

 もちろん、無防備なままで子供を送り出してしまえば、あっと言う間に蜂の巣にされてしまうでしょう。

 だから、世界のほうを変えていく必要があります。

 ちょっとずつ、少しずつでもいいから。


 炎上はどんどんエスカレートしていく物ですから手放しで喜べる事態ではありませんが、僕は今回の炎上騒ぎを聞いて、ちょっと安心しました。『No』と言える人が大勢いるんだなと・・・・まだ世間は捨てたもんじゃないんだなと・・・


 ちょっと追記するつもりが何だか大げさな話になってしまいましたが、少なくとも、今後似たようなイジメ企画が上げられたら『これ、ココロコネクトみたいに炎上するかもしれませんよ』と意見が言いやすくなったはずです。
 今回の責任者がきちんと処罰されれば、こういった企画を考える『偉い人』も減るはずです。


 『仕事だから我慢しろ』とは働いた事のある人なら必ず聞いた事のある台詞だと思います。
 自分の属する団体の成功や高い志のために個人の我侭を捨てて忠誠を誓うのは必要なことだし立派だと思います。
 だからこそ、『偉い人』には間違った舵取りをして欲しく無いし、それを許容する社会であって欲しく無いのです。

 同じように、『仕事だから仕様が無い』と言う言葉も良く聞きますが、それを免罪符に使うのもやめませんか?
 人のプライドをズタズタに引き裂いて笑い者にして晒しても『仕事だから仕様が無い』の一言で済んでしまう世の中であって欲しく無いのです。


 今回の首謀者には、きちんと謝罪してもらって、それなりの処罰を受けて頂きたい。

 加担したスタッフや声優さんも、きちんと謝罪して頂きたい。ファンに。そして被害者の声優さんに。

 それが出来ないのなら、それこそ前回のつぶやき漫画の通り『今すぐ引退してください』です。



 また、原作者や、パワハラに関与しなかったスタッフ・声優さんが気の毒なので、アニメは加害者のスタッフを降板させて続行して頂きたい。



 そして、最大の被害者である声優さん。
 彼が声優と言う仕事に情熱を燃やし、どんなに辛いことがあっても仕事を投げ出さず全力を注ぐ真のプロフェッショナルであることが図らずも証明されました。
 実力もしっかりあります。
 彼に仕事を依頼するプロデューサーや監督が今後増えることを祈ります。



さらに追記(9/4)

 正直に言うと、もうどうでもよくなってきました。

 公式ホームページで謝罪文?(9/2更新「視聴者および関係者の皆様へ」)が出たのですが、あまりにもお粗末な内容で、おまけに被害者と言われていた声優さんが加害者側と同じ論調でファンのことを非難しはじめたので、『もう勝手にやっててください』と言う気持ちになってしまいました・・・・

 しかし尻切れトンボも嫌なので、自分の中の結末らしきものを追記して、この問題について考えるのは終わりにしたいと思います。
 この事件の行く末に興味がある方は、『まとめwiki』が随時更新されてますのでそちらを見てみてください。wiki(誰でも編集に参加できる)ですのでそこに書かれている内容が真実か否かの判断は読んだ人に委ねられますが、炎上事件のまとめwikiの中では割と慎重に編集されている方だと思います。


【パワハラ】アニメココロコネクトのドッキリ企画が鬼畜過ぎると話題に【まとめwiki】





 謝罪文の内容を要約すると・・・・

・今回の件はあくまで舞台上の演出であっていじめやパワハラではありません
・勝手に勘違いして騒いで馬鹿じゃね~の?
・こっちも紛らわしかったかもしんないけど、そこは謝るけど元々は悪くないから!
・でも悪いのは『恣意的な改ざん行為』を行ったお前らです
・これ以上騒ぐと訴えちゃうよ?


 すいません、だいぶ僕の主観が入った意訳になってしまっているので本文を読んで判断してください。

 今回騒ぎの元になったイベントの中継動画やネットラジオは公式の物ですから、『恣意的な改ざん行為』とやらがあったとしたら行ったのは自分達(アニメ製作者側)自身と言うことになるし、それならそれで今度は『ヤラセ問題』と言う事になってしまいます。
 被害者(とされていた)声優さんがTwitterやラジオでつぶやいていた『落ち込んでいる様子』もヤラセと言うことでしょうか?ファンの人を騙したんですね?

 その直後、被害者を含む事件に関係した声優がたて続けにブログでコメントを出しましたが、みなさん足並みを揃えたように『誤解です』『演出です』『ネットの嘘情報コワイ』・・・・

 たしかに今日のネットには故意に情報を改ざんして流布させようとする輩がいますし、その結果本当だか嘘だかわからない情報が氾濫しています。『祭り』を聞きつけて『ただ騒ぎたいだけの人』がいることも否定出来ません。実際に今回も、誤解から炎上が飛び火した無関係な人もいます。

 しかし、公式の中継動画やWEBラジオを見聞きして慎重に自分で判断し、ココロを痛め、被害者声優や原作者を気の毒に思って、あるいは『作品には罪は無い』と立ち上がった多くのファンも一緒くたにして『嘘つき』呼ばわり『ネットの嘘情報に翻弄されるあわれな人』呼ばわりは、あまりにもユーザーのことを馬鹿にしすぎではないでしょうか?



 今回公式の謝罪文は『ココロコネクトスタッフ一同』名義で『視聴者および関係者の皆様へ』と言うタイトルで発表されました。ところが良く読むと、ファンに謝っているのは『騒ぎでご心配をかけたこと』のみです。関係者・・・すなわち『ココロコネクトスタッフ一同』が『ココロコネクトスタッフ一同』に謝っていると言う奇妙な謝罪文となっております。
 そんなの社内メールでしてくださいって話です。


 河本準一の謝罪会見でも同じように感じましたが、なぜ素直に悪いと認め謝れないんでしょうか?

 僕は『小学校で悪いことをしたら謝らないといけないと先生に教わりませんでしたか~』を殺し文句にしている人は阿呆だと思っちゃうほうですが、それでも謝らない事には物事は収束に向けて動き出しません。

 今回首謀者と言われているプロデューサーが雲隠れして、声優を先に矢面に立たせてるのも非難を浴びています。

 責任者(プロデューサー)が出て来て、素直に企画の間違いを認め謝罪すればそれですむのに・・・
『すんませんでした!あの企画は間違いでした!不快な思いをさせて申し訳ございませんでした!被害者の声優の方と原作者の方にはもちろん直接お会いして謝罪します。しかし声優さんは我々の要求に従って仕事したに過ぎません。責任は私ひとりにあります。プロデューサーは降板してギャラも返金します。作品には罪はありません。ほとんどのスタッフは真面目に情熱をもって作っています。私は去りますので、どうか作品の方は引き続き応援お願いします!』
ってどうして言えないんでしょうか?

 その上で声優が『誤解』だとか『ネットが・・』とか言い訳こかずに『イベントや番組を盛り上げようと思ってよかれと思ってやったことだった』と謝罪のコメントを出して、被害者声優には『どっきり企画の対価』(例えば次番組のレギュラー声優の仕事)を発表すれば、それで炎上は終わりですよ。

 アメリカのように日本も訴訟社会にでもなってしまったのでしょうか?
 『交通事故は謝ったら負け!』『大金ふんだくられる!』と思ってるんでしょうか?

 少なくとも、アニメファンはそうではないはずです。

 みんな作品を、声優を、素直に応援したいだけのはずです。

 ここまでやって、それでも非難する奴がいるとしたら、それこそ『祭りを聞きつけてただ騒ぎたいだけの人』です。今度はそちらが非難され始めるはずです。


 ちょっとだけ追記するつもりが、すっかり長くなってしまいました。
 この事件に興味の無い方には退屈な内容だったと思います。すいません。
 でも、僕の中でもこの事件は終わりです。

 被害者だった声優さんがファンを非難するようなコメントを出したのが、本人の意志なのか、上から命令されたことなのかは、もちろんわかりません。4人の声優さんのブログが、あたかも一人のゴーストライターが書いたかのような類似や矛盾があることを指摘するのはそれこそ『恣意的な改ざん行為』に加担することになってしまうのでそれはしません。
 ただ、この後どうなるかわかりませんが現時点では、『ブログの読者コメント欄をアメブロユーザー対象とは言え無承認で解放している声優さん』のブログは否定的な意見が多く、『ID無しで匿名で書き込めるようにしているが承認制にしている声優さん』の方は上地信者のごとく賞賛の嵐と言う不思議な現象が起っています。

 『恣意的な改ざん行為』を行ってるのは『ココロコネクト』スタッフ側だった・・・なんてオチがつかないことを祈ります・・・








 もうすでに?
 




終わりと言いつつ最後の追記(9/4②)

 どうも僕は他人事でも熱くなり過ぎていかんですね。

 こちらのブログが大変冷静な分析をしています。
 これ読んでやっと本当に完結しました。

 また、こちらブログでもリンクが貼られていたコチラコチラもおすすめです。


 あと、公式でやっとまともな謝罪文が出ました。(9/4更新「ココロコネクト プロモーション内容に関するお詫び」)

 最初からこれ出しとけば・・・
 でも、この期に及んでプロデューサーは名前出さず・・・
 そして、ファンを捏造犯扱いした事実は消えることはないでしょう・・・





 では・・・今度こそ・・・・終わりです・・・




 頭を冷やして漫画を描きたいと思います・・・















$人は気にならないだろうけど私は気になる。