嬉しい報告 | 松林 秀彦 (生殖医療専門医)のブログ

松林 秀彦 (生殖医療専門医)のブログ

生殖医療に関する正しい知識を提供します。主に英語の論文をわかりやすく日本語で紹介します。

2014.6.18「☆私の目指す生殖医療:ブログ読者のお便りから」の1で紹介していただいた者です。

おかげさまで、息子も1歳半になり元気です。切迫早産と前置胎盤で25週から管理入院しておりましたが、29週で大出血し緊急帝王切開での出産でした。私自身も4リットルの出血で輸血もし、息子も5ヶ月NICUに入院しておりました。ですが、今こうして我が子と暮らせるのは、先生のブログで勉強させていただいたからだと本当に感謝しております。

大変な出産を経験したのですが、41歳の昨年11月、もう一人欲しいと思い、息子が1歳の頃断乳しました。1ヶ月で生理再開、卵管造影や子宮癌検診など、一通り検査を受け問題ないことを確認後、主治医の判断でhMG+hCGを使用し、何と1度目のタイミングで妊娠しました。現在妊娠18週です。

妊娠がわかった時の生活ですが、息子とともに21時に就寝、6時起床、食事も授乳中の習慣で、添加物に気をつけ、パンなども手作り、外食はほとんどなし、息子とベビースイミングで適度な運動をし、本当に規則正しい生活に加え、多分またすぐ妊娠することはないから、1年間だけ頑張ろうという、本当にフラットな気持ちでした。息子の妊娠の時も、体外受精移行前の最後の人工授精でしたので、ニュートラルな気持ちというのは本当に効果ありますね。

また,私の親友は48歳で今年自然妊娠し、今共に妊婦です。2016.4.24「Q&A1070 ☆治療の終結について」の記事を読んで、治療の終わりの時期について、いろいろ考えさせられました。ご本人たちにしかわからない気持ちもあると思いますが、私の48歳の友人の妊娠が、どのたかに勇気を与えて頂ければと思います。