昨日の続きです~。
おじいちゃんの“軍隊手帳”を棺に納めるか、形見として取って置くか、おじいちゃんの意志と家族の気持ちの板ばさみになってしまったまーすけ!
そんなとき、昔なじみのカズオちゃんとのやり取りがきっかけで最高な方法を思いついちゃったのでした
それは“複製を作る事”!!!
千羽鶴も折りながら軍隊手帳のレプリカ作りまで始めることになったまーすけ。
さあ、この後どうなる!?( ´艸`)( ´艸`)( ´艸`)
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“軍隊手帳をもう一つ作ります!”
そう言うとみんなポカーンと口を開けて・・・さも“どうやって???”って言いたげ。
そりゃあシルクと美濃和紙なんか使えないから、何とか同じ色目の画用紙と、コピー用紙をアレンジして^^
表紙はたまたまあったモスグリーンの画用紙を、中身はなんとコピーしに行く事に!
こう言うと簡単にきこえるでしょ?
ところがどっこい、相手は年代物の手帳さん、とってもデリケートなんです。
小さな会社を経営しているご近所さんが“家のコピー機使いなさい!”と言ってくださり、お言葉に甘えました。
まず、表紙の厚紙は給紙トレイとは別の手差しトレイから入れてコピーし、十字の形に切り抜き、
クリーム色の画用紙を同じ形に切り抜き、はり合わせます。
次に中身。
見開きでコピーすれば楽なんですが・・・
もともと袋とじの手帳、そうすると順番がずれてしまう。
それは・・・ワタクシとしては納得がいかないので
見開きで取ったものを分解し、袋とじにした時に順番どおりになるように並べ、再度コピー。
大きさは、昔の規格なのではさみで丁寧に切り取り、そして何と・・・
コーヒーにつけて色褪せ感を演出ですо(ж>▽<)y ☆
古ぼけた手触りを出したくて、乾かした後紙の表面をこすりケパケパさせて中身が出来上がりました。
この作業はさすがにおじいちゃんの枕元では難しいので(笑)おじいちゃんの見えるリビングのテーブルの上でおこなったのですが、
その間、たくさんの人が出入りしていて、傍で鶴を折ってくださったり、
“お茶、ここにおいておくよー”と数ダースの飲み物を差し入れしてくださったり、
おにぎりたくさん作ってきてくださる方、美味しい卵焼きを焼いてくださる方・・・
不思議ですね、どんなに哀しくってもお腹はすくんだよなあ^^
おじいちゃん食べないけど、私たちは食べるんだよなあ。
そんなへんてこなことを思って見たり。
おじいちゃん、いつも荷物受け取ってくれて・・・と、配達途中の宅急便のおじちゃんも立ちよって手を合わせてくれたり・・・。
ああ、哀しいんだけど、なんて有り難いんだろう。
こりゃあ絶対に完璧な手帳を作らなくてはいけませんね
ページを折って、縫う変わりにホチキスでパチンパチンと留め、
表紙とボンドで合体させたら、はい、軍隊手帳のレプリカの出来上がり~
われながら完璧о(ж>▽<)y ☆
外はすっかり暗くなって、慌しく周りが動く中、ひとりで黙々と“工作”していた絵を思うとなんだかおかしくなって笑ってしまったっけ^^
近所の方やお客さんも帰って親戚だけになった時にこのレプリカはお披露目されました。
“おー、まーちゃんさすがだねえ!”
“お父さん、まーちゃんがすごいの作ってくれたよ”
“パッと見た目にはどっちがホンモノかわかんないよ?”
うふうふ。でしょでしょ
ここで私、自信をもってこう言ったんですね。
“これだけ完璧ならホンモノの手帳、棺に入れても問題ないね!”
みなさんのお顔は・・・( ゚ ▽ ゚ ;)
あらあ、また問題勃発ですか??
さてさて、棺に納められるのはホンモノとレプリカ、どちらになるのでしょうか!?
っていうか、みなさんだったらどうします??
と聞きながら次回につづくですよ~( ´艸`)