こんばんわ。
これからの練習は、熱中症が心配されます。
毎年、この時期は練習中に気分を悪くする子が出てきています。
その際は、回復するまでの間は、当番さんに対応をお願いしていますが、ここで、熱中症の対処法を簡単に説明します。
まず、熱中症の病型は、熱失神、熱疲労、熱けいれん(痛みを伴う筋のけいれん)、熱射病があり、脱水、塩分不足、循環不全、体温上昇などが組み合わさっています。
熱中症の対処は、重症度に応じて処置します。
熱中症が疑われた場合、最も重症な熱射病であるか判断しなければなりません。
<熱射病の特徴>
高体温、意識障害です。
応答が鈍い、言動がおかしいなどの意識障害が少しでもあった場合は、迷わず119番です。
救急車がくるまでに、涼しい場所に避難させ、脱衣と身体冷却(アイスパックを首、脇の下、足の付け根などにある太い血管に当てると効果的、同時にうちわであおぐ)をします。
<意識が正常な場合>
涼しい場所に避難させ、衣服を緩め、身体冷却です。
スポーツドリンクで水分と塩分補給をさせます。
吐き気で水分補給が困難な場合は、119番です。医療機関で点滴が必要となります。
<熱けいれんが疑われる場合>
スポーツドリンクに塩を足して、水分と塩分を補給します。
塩がない場合、塩飴を入れて溶かして対処して下さい。
熱中症が改善した場合でも、練習への参加はせず、帰宅させます。
ご両親が練習に来ていない場合は、迎えにくるよう手配をお願いします。
また、運動をしていなくても熱中症になります。
炎天下で子供たちの練習を見守って頂いているご父兄も熱中症には注意し、小まめに水分補給をして下さい。
水筒も1L以上入るもので、余るくらいの量を持たせて下さい。
アイスパックも持たせてください。
帽子も必ずかぶり、日焼け止めクリームを肌が露出する部位に塗っておくと、熱中症の予防に効果的です。