その1はこちら:
http://ameblo.jp/massasue/entry-11585363103.html

フェス主催者によるQUICK REPORTはこちら:
http://ro69.jp/quick/rijfes2013/detail/86209

GRASS STAGEではスタンディングゾーンからあふれた観客も含めてみんな揃いも揃ってマキシマム ザ ホルモンが繰り出す音楽に合わせて礼儀正しくステージに向かってお辞儀を繰り返していました。そんな頃、私はDJ BOOTHに向かいました。

Bunta&Kuboty(TOTALFAT)による楽しげなアクトの最中でしたがあっさりとフロントエリアに近付けて、隅っこで待機しながら煽られるままに振舞っていました。

終演後、最前を確保。
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続くCTSは、YouTubeで動画を2~3分ほど観て、ノリやすいエレクトロ・ダンスミュージックだとわかり、これは予習なしでも楽しめると確信していましたが、その期待を上回る楽しさでした。

四つ打ちのノリやすいリズム、抑揚が効いてノリどころがわかりやすいメロディ、Perfumeファンなら「ACのCM」という一言でわかると思いますが、なんだかけったいな格好をした3人のステージワーク、どれもが楽しかったです。

周りのCTSファンの気に障らない程度に、でも控えめに体を動かそうと考えていたのが、リミッターが外れて全力で踊ってしまいました。これで体力を相当消耗しました。髪もびしょびしょ。涼しい日でなおかつエアコンが効いて快適だったのにです。



■18:40~ RAM RIDER feat. TEMPURA KIDZ at DJ BOOTH
CTSが終わったところで、さきほど購入したTEMPURA KIDZタオルを「天」マークがおでこに来るように頭に巻いて、HannaちゃんからのプレゼントのPerfume WT2タオルを柵にかけてTシャツのエリザベスが丸見えの、実にイタい格好で開演を待ちました。

周りではサイリウムを腕に巻くRAM RIDERファンが。エレクトロ・ダンス・ミュージックで光り物って、ライブ中光り物禁止のPerfumeファン的にはびっくりしたのですが、RAM RIDER本人の電飾衣装に合わせたんですね。面白いと思いました。

機材入替の際にトラブルがあったみたいで、15分押しくらいで開演。
CTSのアクトで消耗した体力を回復させるのにちょうどいいインターバルが取れました。待っている間に、ASOBI SYSTEMの中川社長の巨体とTEMPURA KIDZマネージャーのうっとりさんが舞台袖に出てきたのを発見しました。
周りを見渡すと、ぎっしりではないもののまんべんなく入っていて、音楽に合わせて踊るにはちょうど良い感じの客の入りでした。ちょっとほっとしました。

もちろんメインはRAM RIDERによるDJプレイ。主に「AUDIO GALAXY」と題したアルバム2枚の曲が中心。もちろんみんなノリノリ。私も無意識に全力で踊ってしまいます。

で3曲目くらいの終盤にTEMPURA KIDZが「CIDER CIDER」の衣装で登場。一度生で観たいと思っていた衣装です。ここでもう興奮は最高潮。キモチワルイ奇声を上げてステージに現れたTEMPURA KIDZを迎えます。

続いて、各メンバーの自己紹介的なダンスチューン。ソロダンスがあるなんて知らない私は私の目の前にメンバー4人が集まったことでそっちに夢中。気が付くと奥のスクリーンには「YU-KA」の文字が。あ、っと思ったときにはYU-KAのソロダンスはおしまい。

同じように一人ひとり名前がスクリーンに表示され、ソロダンスを披露してくれます。YU-KA以外のメンバーには声をかけることができました。YU-KAちゃんごめんなさい。

そして、「ぷしゅ」という音はなしでいきなり「CIDER CIDER」。
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生で見たかったんですよ。この曲。Aメロではロックフェスらしく腕を前後に振り、サビではぴょんぴょん跳ねて、もちろん「ポン」というところではメンバーと一緒にジャンプ。

とにかく、生で見たメンバーはテレビやMVで見るよりはるかにかわいいです。そしてダンスもカッコいい。

AOさんずっとキレイ。
NaNaHoのほっぺマシュマロみたい。
P→★ゆでたまごみたいにトゥルトゥル。
KARINも目がくりっとしていてずっとべっぴんさん。
YU-KAはもしかして本人が気にしてて禁句かもしれませんが…

グラマーさんでした。

今までイベントに通っていたファンのみなさんは、こういうTEMPURA KIDZを見ていたのですね。『ずるい』と思いました。

例によってポジションがくるくる入れ替わる訳ですが、私の前に立ったメンバーが何となくこっちを向いて笑顔をくれたような気がするんですよ。「あ、来てくれたんですね。」ってな感じの表情で。勝手な勘違いかもしれませんが、ツイッターによればYU-KAは私だと気付いてくれたと言っていたのでホントにそうかもしれません。とにかく、その笑顔が素敵で至福の瞬間がポジションが入れ替わる都度訪れる訳です。

あ~幸せ。

フェスで最初のアクトから最前に張り付くPerfumeファンが居るんですが(今年もやるんですかね)、その気持ちもわからないでもないなと思いました。もっともファンが多いPerfumeでは最前の競争率高いですから、とても真似しようとも思いませんが。

それから、最前だと、目の前のメンバーで視野いっぱいになって、5人のフォーメーションの妙みたいなものあまり楽しめないということもわかりました。この辺 是是非非ですが、次にTEMPURA KIDZのライブを観るときは、もっと後ろから見たいなという気もします。

で、話をステージに戻して、もう興奮していてディテールは何も憶えてないんですが、ダンスはキレキレで、気が付くと、P→★のエリザベスの被り物が脱げてしまって、CIDER衣装でおかっぱ頭のP→★というレアな姿を見ることができました。

会場はもちろん大盛り上がり。サビの部分ではみんな跳ねますし、間奏では歓声も上がります。

で、次の曲でTEMPURA KIDZは舞台袖にハケて、RAM RIDERのDJプレイに戻ります。「非実在ボーイ starring MEG」を軸にしたミックスでした。好きな曲です。

TEMPURA登場中に消耗した体力を回復させる絶好のチャンスですが、RAMさんなかなか休ませてくれません。ノリノリサウンドに体が勝手に動いてどんどん体力を奪っていきます。

そして何曲目かの終盤で夏祭り衣装に着替えたTEMPURA KIDZ再登場。「Dance de Nippon」。「Beポンキッキーズ」で流れるものより長いフルバージョン的なものを期待しましたが、同じ長さでした。

そして、「はっぴぃ夏祭り」。
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曲が始まってすぐRAM氏が舞台袖にハケたので6人バージョンくるかと期待しましたが、電飾衣装の着替えでRAM氏のダンスはありませんでした。

DJ BOOTHはフロントエリアが3つに区切られていたのですが、私は中央の舞台に向かって左端に居たのですが、これが大正解。サビの途中で斜めに並んだときにいちばん前に来るメンバーが間近で観られるポジションでした。

残念ながら「わっしょい」とそれに続く「Oy! Oy! Oy! ...」は仕掛けることができず。ある意味騒ぎ放題暴れ放題の局面で、それらができなかったのはちょっと残念。

しかし、曲が終わるとTEMPURA KIDZはまた、舞台袖にハケてしまいました。

舞台上ではやついいちろうとのコラボ曲をプレイ。

RAM RIDER編曲の新曲「どんなときも」はやらないの?

ん?もしかして?

と期待していたら、ピザハット衣装で「どんなときも」。
初めて写真を観たときに思わず「かわいー」と叫んでしまった衣装です。生で観たらなおかわいー。
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私もしっかり写りこんでます。頭に被ったTEMPURAタオルが私が若かった頃のアイドル親衛隊みたいですごくイタいです。

サビではジャンプではなく手拍子、というこれまたRIJF特別バージョンでした。

これで3種類の衣装で4曲+ダンスナンバー1曲+RAMさんナンバー(部分)何曲かを見せてくれたわけです。何だかものすごくお買い得感の高いライブを楽しませていただいて、申し訳ないくらいに満足感が高かったです。

たしか「SUN LIGHTS STARS」に乗せて、RAM RIDERによるメンバー紹介。もちろん一人ひとり大声で呼びました。一番人気はやっぱりP→★。「ぴーちゃん!」という女性の声が会場のあちこちから上がりました。

そのまま曲に乗せて華々しくTEMPURA KIDZ退場。

その後退場後、RAM RIDERの新曲を含めたプレイが2~3曲あって大団円。夢のような一時間でした。

DJブースを出たらメインステージではサカナクションがむちゃくちゃカッコいい演奏を聴かせてくれました。楽しみにしていた「ナイトフィッシングイズグッド」は聴けませでしたが、大満足の半日でした。



という訳で、TEMPURA KIDZの初めてのライブを、私にとっていちばん身近でいちばん大好きな音楽イベントであるROCK IN JAPAN FESTIVAL 2013という願ってもないシチュエーションで味わうことができました。なんと言う幸運でしょう。

しかも、きゃりーぱみゅぱみゅライブへのサプライズ出演を含めれば、2回のアクトで4種類の衣装のTEMPURA KIDZを楽しむことができました。

短い期間ですが、自分のTEMPURA KIDZファンとして最良の一日だったと言っても過言ではありません。

きゃりーキッズとしてのパフォーマンスが突然のことで、何が何だかわからないうちに終わってしまったとか、RAM RIDER feat. TEMPURA KIDZのステージも舞い上がっててダンスのディテールが全然思い出せないとか、てんぷら学園生のオノウエヒロヒサさんという方が居られたのに全くの行き違いでお目にかかれなかったとか、残念なことはいくつかありますが、あの二つのステージの興奮とかRAM RIDER feat.ステージにおけるメンバーの表情の印象とか、忘れられない一日になりました。

TEMPURA KIDZは早くも翌日には福井のイベント出演とか、精力的に動き続けていて、彼女たちに取ってはROCK IN JAPAN FESはこの夏あちこち回った多数のイベントの一つでしかなくなってしまうと思います。でも、私にとっては、かけがえのない、TEMPURA KIDZ初体験ですし、真夏のいちばん大好きなイベントの思い出の一つとしてずっとずっと忘れないでいたいと思います。

別に私一人のためだけではないとは思いますが、本人たちもRAMさんもその他関係者もこの日のために周到に準備してきたんじゃないかと思います。みなさん、ありがとう!それに、TEMPURAちゃんたち、どの登場機会でも全力で踊ってくれていました。TEMPURA KIDZ、ありがとう!



最後に、この写真について。
ROCK IN JAPAN FESのバックヤードには、出演者が一人ひとりサインを残す旗があります。TEMPURA KIDZも出演者としてクレジットされたので、この旗にサインを残すことができました。
Scent of Perfume

旗は、翌日以降、一般参加者のエリアに飾られます。例年GRASS STAGEの奥、茶屋ビレッジの付近にあります。来年以降ROCK IN JAPANに行かれる方は、ぜひ立ち寄って2013-08-02の旗を見ていただきたいと思います。
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で、さきほどの旗ですが、赤丸の部分がTEMPURA KIDZのサインです。ちょっと上にあるきゃりーぱみゅぱみゅのサインの左側のぱみゅりんと同じくらいのスペースに5人分入ってます。
Scent of Perfume

さらにアップにするとこんな感じ。ちっちゃい。
$Scent of Perfume
きっと他のアーティストが一通りサインし終わった頃に遠慮がちに空きスペースを探して(しかもきゃりーの近くに)書き込んだのだと思います。本人たちも自力で出演したのではないことはわかっていたのでしょう。

でも、何万人もの大観衆を前にメインステージで踊っていたきゃりーキッズはこの旗にサインすることはできません。ある程度事務所からの要望を汲んでのことだとは思いますが、主催者が一人前の出演者として認めたことの証が、この旗へのサインな訳です。

次は曲をヒットさせて、もっともっと人気者になって「TEMPURA KIDZ」単独でライブができるくらいになって、またひたちなかにもどってきてくれたら、と思います。そのときは、もっと大きくサインして欲しいと思います。

そして、いつかは、ここで、きゃりーぱみゅぱみゅのサポートとしてではなく、「TEMPURA KIDZ」として立って欲しいと思います。この日が来るまで、そしてその先まで応援し続けますよ。
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最後の最後。会場を歩き回ったり、次のライブの開演を待っていたりして、目に飛び込んでくるのが、前の人が着ているTシャツの背中です。フェスの公式Tシャツには、背中に三日間の出演者と、最後に「and you!」というメッセージが書いてあります。「あなたのような一般参加者も出演者と同じくらい大事なフェスの一部ですよ」という主催者のメッセージです。
$Scent of Perfume

これらのTシャツにも「RAM RIDER feat. TEMPURA KIDZ」と書いてあることに気付いたのは最終日の夕方でした。

Tシャツを買わなかったことをちょっぴり後悔しています。