何かと言えば”予算がない ”事業仕分けで予算をねん出します”…と。
一方で、米軍への「思いやり予算」は至れり尽くせりです。
1979年度から2010年度まで約2兆1714億円が投入されています。
米軍家族住宅は1万1383戸、総額5510億円、学校、競技場、バスケットコート、
サッカー場、ソフトボール場、基地内でのバーテンダー、ゴルフクラブマネージャー、動物世話係、光熱水費…ありとあらゆる施設整備、労務費、訓練移転費…など。
今、学校でのエアコン設置が切実な国民要求となっていますが、「予算がない」との言い訳が返ってきます。
ところが米軍基地内の小中学校は、寒冷地を除いて100%完備されているのです。
菅政権は、年額1900億円にのぼる米軍思いやり予算を維持するため、新たな特別協定(期間5年)を結ぶつもりです。
それによって、今後総額1兆円近くの国民の税金が米軍に差し出されることになります。
”これでいいのか!” この国の政治の歪みの本質がここにあります。