幽体離脱、セティ一世の愛人 NO4 | ヘミシンクピンポンパン

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ヘミシンクと幽体離脱体験記

ついさっきまで、セティ一世の神殿にいたのだ。

しかし歯がたたないとわかり、家に逃げ帰って

きたようだった。

それでチャポがもっと頑張れと言っているのだ。

私はチャポを抱きかかえて………‥‥!

ここからの記憶が全くない。

(続く)







――――――――――――――――――――――――――――

荒野にいた。

砂漠地帯というより荒れ果てた谷

のようだった。

セティ神殿の外にいるのかもしれない。

すぐ近くにセティがいた。


「オンムセティはどうしたのです?」

ドロシーという名前はセティには

通じないようだった。

              「今はいない」

              「あれじゃ」

と言ってセティは空を指した。


空は昼間で真っ青だった。

そこに強烈な光を放つ星が輝いていた。

星なのか? あれは太陽なのかもしれない。

太陽にしては凄く小さく見えるのだ。


セティはその星を見つめ「太陽に帰ったのだ」

といった。

太陽がどうして、こんなに小さく見えるのだろう?

太陽に帰ったとはどういう意味だろう?

古代エジプトにそのような信仰があったのだろうか?


「何故あなたはここに居るのです」

なぜドロシー一人を行かせたのだろう?

とにかくドロシーはもうここにはいないのだ。

霊界に行けたのだろうか。


瞬時に移動した。

KOの会社の一つが見える。

会社の道沿いのブロック壁が倒れ歩いていた

子供が巻き込まれ、一人下敷きになった。

「これは死んだな」

と近くで見ていた私が喋っていた。


この世界にいる〈私〉はここで仕事をしていた。

責任者だったので遺族への謝罪や警察や保険屋

との交渉に走り回っていた。

ブロック壁は老朽化しており以前から

問題視されていたのだった。


KOはそれを無視し、ツケは全部こっちに回ってきた。

この世界にいる〈私〉には人殺し、子殺し

という評判がついて回ることになった。


幸いこっちの世界の私はこうなる前に

壁を改修し、難を逃れたが危機の

可能性があったのだ。


KOは私を陥れたくてたまらないのだ。

それはこの男の本能になっている。

セティが中間世に留まるのは、おそらく

これと似たような理由があるのだ。

彼は血統、霊統の問題を抱えている

ように思えた。


この辺から何も見えなくなってきた。

周りは白い霧すらない、味気ない

灰色の空間が広がっていた。

これで終わるのかと思ったら突然

マスさんの顔が大きく正面に顕れた。


「ある方のブログに~…‥‥」

「こんな事が書かれていて……‥‥」

「…………‥‥」

聞き取れなかった。

マスさんは私に何かを伝えようとしていたが

それはセティと関係ないことだったのかもしれない。


マスは坂本政道さんのニックネームで

私がヘミシンクをやり始めた時、

マスさんは最初のガイドだった。


マスガイドは超強力で非物質界での

ガイドの役割を私はここで教わった。

もう3年近く会っていなかったが

年末になって、ここ最近のワークで

急に登場してくれるようになった。


アセンションの渦中で、ネガもポジも

パワーを上げている。

それを教えてくれたのかもしれない。


「ありがとう」

「また来ます」と私はセティに

言って家に戻ってきた。


体脱は殆ど切れかかっていたため

身体に戻るのは瞬間的だった。

起き上がって調べてみると電気ストーブの

スイッチは切れていた。


しかし体脱状態でストーブを操作したと

いう確かな感触はもう消えつつあった。

そして代わりにエアコンのスイッチが

入っていた。

お終いです。





《幽体離脱、セティ一世の愛人・レビュー》

セティはストーブだけではなく

電気についても知っていました。

彼は、いつもこちらに来るときはクフ王の

ピラミッドの影を通って実体化していた

ようです。


そこからはカイロの街に続く送電線と

送電塔が嫌でも目に入ったらしいのです。

「あの目障りなものは何だ」とドロシーに

尋ねる件があり、そこでドロシーは

電気と灯りについての説明をするのです。


ヘミシンクや幽体離脱をやっているとこちらから

向こうの世界に行く事ばかりを考えてしまいますが

向こうからこちらにも霊としてだけでなく実体化

して、肉体を伴ってやってくることがあるようです。


意外な感じですが、このようなことは案外広く

行われているのかもしれません。

よく知られたところではキリストもそうでしょうか。

日本では耳なし芳一伝説が物質非物質界を超えた

ラブ? ホラーロマンスでしょうか。


セティ一世とドロシーの時空を超えた、美しい

愛の物語は特例であるのかもしれませんが

霊的存在が物質的痕跡を残すことはよく

あることなのでしょう。


あの世からの物的証拠の持ち帰りは、こちらで

物質化することにあるのかもしれません。


私はサイババのアシュラムで隣に座っていた

男の手に、サイババがビブーティを出す場面を

見たことがあります。

アシュラムは訪れていた人々の熱気で暑く

サイババも服の袖を捲り上げていました。


サイババの手からはビブーティがザ~という

音をたてて流れ落ちていました。

周りから手を伸ばす人々、全てに

同様なことが行われていました。


キログラム単位のビブーティをどこから出して

いるのか疑惑の目で見る世間に対して、サイババは

この日もインタビュールームに呼ばれた数名の人々

の前に大きな宝石を出現させ、それを与えていました。


現代の科学が物質化を実現する時が

やってくるのでしょうか

量子力学はついに瞬間移動を実現しました。

それは量子テレポートと呼ばれています。


今のところ素粒子レベルで、ほんの数個

が引っ越しただけのようですが。

移動ではなく再現という言葉を使うようです。


この分野の研究者はオカルティストと

冗談めかして呼ばれているようですが

情報だけでなく物質の瞬間移動や物質化、

フリーエネルギーはアセンションの進化

と共にきっと世に出てくるでしょう。


最後までお付き合いいただきありがとうございます。

マサト










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