体外離脱・天馬効果NO2 | ヘミシンクピンポンパン

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ヘミシンクと幽体離脱体験記

ポジもネガも両方共存在しているが、このマシンに限ると

外観から区別するのが難しい。

この恐ろしい姿のマシンは恐らく、ポジとネガの

二極性が融合しようとするその局面にいるのだ。

(続く)








ポジとネガの二極性が融合しようとする

その局面にいるのだ。

「あれは何ですか?」

体脱なのでガイドの姿は見えないが、

近くにいるはずなので聞いてみた。


            「ネイサン、ネイサン」

「ネイサン聞こえるか」

とアンプで、押しつぶされたような声が聞こえてきた。

これはガイドではない。


この金の球体の蜘蛛型ロボットと、

どこかの誰かが交信しているのだ。

どちらかが〈ネイサン〉なのだと思った。

この宇宙ステーションの外で、何か非常事態が

勃発している、というような印象があった。


《ガルフヌー ガルフヌー♪》

という呟くような歌が宇宙へと流れていく。

ラミソミー ラミソミーの旋律。

男性の声で、イスラム音楽風の唱法だった。

この歌の流れて行く先を追いかける。


遠くの方に、小さなボールくらいの

大きさの恒星が見えてきた。

この歌は、その星を指しているように思えた。


この恒星は、やや黄色がかった白色に鈍く輝いていた。

強い太陽フィルターを通して、見ているような感じだった。

この恒星には恒星から外側に向かって、一列に長く並んだ、

小さな丸い球の列が3列以上あった。


恒星をそのまま小さくしたような、同じような色をしていた。

それぞれの列には、数十個くらいの球体が、一直線に

並んでいた。


恒星から離れるに従って、まるで距離に比例するように

小さくなっていた。

どうしても惑星には見えなかった。


仮に惑星だとして、このような奇妙な

配列が有り得るのだろうか。

こんな異常な天体は、これまで見たことがない。


一体何を見ているのだろう!!

ここは何処なのだろう。

馬頭星雲にいるのだろうか。

全くわからない。


そんなことを考えていると、この恒星の惑星に

移動し、降りたような感じがした。

はっきりとはわからない。

今見た、奇妙な小さな丸い球の一つにいるのだろうか。

それとも別に惑星があるのだろうか?


地上にいるのか地底にいるのかもわからない

薄暗い怪異な場所にいる

生物の内蔵を思わせるような気味の悪いものが

見える。


エイリアンの内蔵の中に入ってしまったのだろうか。

あるいは、これはバイオマシンの類なのだろうか。


切開した胃袋と胃壁に囲まれた、赤い半透明の

ゼリー状の、心臓みたいなものが見えているのだが。

孵化しつつある巨大な昆虫のタマゴのようにも見える。


訳がわからなくなってきた。

「馬頭星雲探索なのですが」と再び姿の見えない

ガイドに向かって聞いてみた。


          「交わりなさ~い」

          「交わりなさ~い」

という声が返ってきた。

どういう意味だろう?


この辺から意識が急速に薄れてきた。

周りが見えなくなり、意識が暗黒の淵へと沈んでいく。


ピ~~ンという弦の弾く音で我に返った。

私の部屋においてあるシタールが鳴ったのだ。

いつもではないが、ガイドはこういった方法で

よく私を助けてくれる。


何処かに移動したのか、それともさっきの場所にいるのか

分からないが、私の前に巨大な頭部だけの存在がいた。


脳が剥き出しになっているかのような、薄い灰色で

血管が走っているかのような、皮膚の皺や歪が見えた。

巨大な脳に押し潰されるように、黒い大きな眼孔が

二つ開いていた。


その下に小さな脊椎が、直接この頭部を

支えているように生えていた。

小さな短い脊椎の先には、まるで木の枝のような

足が放射状に十本程広がっていた。


このビッグヘッドモンスターは、この存在を

中心にした円形のディスクの上にまるで根を

張るように収まっていた。


異様な、恐ろしい姿をしているが、言葉に出来ない

ような威厳があった。

非常に高度な知性体なのだと思った。

ここで何か途方も無いドラマがあったのだ。


ディスクは何層か重なり、更にその外側を

囲むような大きな外周リングと繋がっていた。

ディスクやリングには奇々怪々な文字なのか、

紋様が全面に刻まれていた。


このモンスターもマシンもまるで何百万年も前に

動きを止め、ここで化石化したまま沈黙している

ように見えた。


この存在を見るのは、これが初めてでは

ないことに気づいた。

同じものかどうかは分からないが、2年、3年前

のワークでも何度か見ていることを思い出した。


容貌のあまりに異様な不気味さから、私はてっきり

ネガティブモンスターだとばかり思ってきたのだ。

しかしガイドは以外なことを私に言った。


「これがあなたです」と言うのだ。

「…‥‥これが私!!」

(続く)

マサト








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