『RAMEN FEVER』韓国の全州国際映画祭に招待決定!JEONJU23 | Just for a Day: 小林真里ブログ

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映画監督/映画評論家 小林真里(Masato Kobayashi)です

ようやく正式にアナウンスされました!

 

小林真里監督作品『RAMEN FEVER』が

第23回全州(チョンジュ)国際映画祭の

Cinema Fest部門で公式上映されることになりました!

これがインターナショナル・プレミアになります。

 

 

全州国際映画祭は、もちろん昔から知っていて、

最も上映してもらいたかった映画祭の一つなのですが、

韓国で2番目に大きな権威ある映画祭ですし、

非常に狭き門なので、まさか実現しないだろう。

と思っていたら、突然インビテーションの

メールが届き、実は最初かなり疑がっていました。

まさかあの映画祭が自ら僕の映画を発見し、

招待してくれるなんて、

そんな夢のような話はないだろうと……。

 

『RAMEN FEVER』はインターナショナルの

マーケットを意識して、ほぼ一人で製作した

DIY作品なのですが、インダストリー全体の

慣習など様々な理由から全然国際的な展開ができず、

ずっと苦悩し、ほとんど諦めていたのですが、

ようやくこうやって海外でお披露目を

することができて本当に嬉しいです。

感無量です。

 

しかもその場が、あの韓国の全州ですから。

こんな光栄で、喜ばしいことはないです。

정말 감사함니다.

 

映画祭公式サイト「Cinema Fest」部門の

冒頭のイントロダクションの文中では、

最初に『RAMEN FEVER』を取り上げていただきました!

本当にありがたいことです。

 

 

 

全州国際映画祭は4月28日に開幕し、

5月7日に閉幕するのですが、

今回は56カ国、217本の作品が上映されます。

そのうち、新作の日本映画は5本ほど。

 

オープニング作品は、A24のコゴナダ監督の

『After Yang』。

美しくエモーショナルで芸術的な珠玉の

SFドラマですが、劇中主演コリン・ファレルが

日本食レストランでラーメンを食べるシーンがあります。

 

ヨン・サンホ監督がプログラマーを務める

「J スペシャル」というカテゴリーでは、

自身の『Train to Busan』やリンチの『ブルーベルベット』

黒沢清監督の『CURE』などが上映されます。

 

「ミッドナイト・シネマ」枠もノルウェイの傑作

『The Innocents』に『ハッチング 孵化』

『Piggy』など、今年のサンダンスで上映された

ホラーを中心に良質なラインナップです。

 

『RAMEN FEVER』は全州映画祭の会場で3回上映され、

同時にオンライン上映もされます。

 

全州国際映画祭には是が非でも出席して、

オーディエンスの反応を直に感じたいのですが、

Covid-19の状況次第ですね。

今のままだとかなり難しそうですが、

なんとかミラクルが起きますように。