Day 4: Frank Henenlotter,Romeo & Juliet | Just for a Day: 小林真里ブログ

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映画監督/映画評論家 小林真里(Masato Kobayashi)です

1月21日(木)晴れ


この日はフランク・ヘネンロッター監督とランチ。

まずフランクのお宅にお邪魔し、

それから前回も行ったフランクお薦めの

美味なハンバーガー屋

(トッピングし放題、ドリンク飲み放題、落花生食べ放題)

でランチしながら近況を教えてもらう。

ハーシェル・ゴードン・ルイスのドキュメンタリーは遂に

完成して、これからマーケットや映画祭を回るそうな。

しかも!フランクは年内に新作を撮る(しかも二本!)

みたいなので楽しみだ。


ランチ終わってから、フランクの家に戻って、

スパイダーものの映画を鑑賞。

『The Giant Spider Invasion』と『Kingdom of the Spiders』。

フランクの生コメンタリー付きで面白さ倍増!


その後、

IFCセンターでイギリス映画『FISH TANK』鑑賞。


【100%】過剰なライター/翻訳家 小林真里の rock n' roll days-FISH


評判通り、力強い魅力的な作品だった。

母子家庭で生きる、ダンサーになることを夢見る15歳の問題児

(すぐキレるアウトサイダー)が母親の恋人に一目ぼれして・・・

というストーリーは目新しさはないかもしれないが、

瑞々しく同時にぎらぎらしたシャープで破天荒な少女の

衝動と生きざまがダイナミックに迫ってくるヴィヴィッドな作品。

青春の苛立ちと痛みを体現した、

主演を演じた新人女優があまりにも素晴らしい。

予期せぬ大胆なシーンを唐突に挿入する女監督も賞賛すべきだ。



続いて、ユニオンスクエアで『プレシャス』鑑賞。


【100%】過剰なライター/翻訳家 小林真里の rock n' roll days-P


ストーリーはやはりヘヴィなのだが、コミカルな

幻想的なシーンで若干中和。みんな号泣してました。

編集の技が独創的で唸った。

助演女優賞確実なモニークの怪物級の演技が凄まじい。

何回ファックって言ってただろうか?

あと、レニー・クラヴィッツが斜視ぎみな視線で

怪しい存在感を放っていて、すごく良かった。

マライア・キャリーは、ノーメイクで一見マライアって

わからないのが凄い。この詐欺師め!

演技は良かったです。


夜は、リンカーンセンターでニューヨーク・シティ・バレエ。

演目は、『ロミオ&ジュリエット』。

ニューヨークバレエは頻繁に観ているので、

ひょっとしたらロミジュリって既に観たことあるような気もしたが、

それでも堪能した。

ジュリエットは小柄だけど敏捷でしなやかでしかも美しかった。

アクロバティックな技も華麗でしたね。


また後ほど、写真をアップします!