End of 2008 | Just for a Day: 小林真里ブログ

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映画監督/映画評論家 小林真里(Masato Kobayashi)です

 大晦日になってしまいました。

2008年、アディオス!一年の幕切れです。


今年は人生の中で一番、アッという間に

過ぎてしまった感が強い。

一瞬だったなあ。

そして、濃密でエキサイティングな、充実した一年でした。


1月にヴィンチェンゾの新作『SPLICE』のセットビジットで

トロントに行き、エイドリアン・ブロディとサラ・ポーリーという

二つの偉大な才能の本領を間近に目撃

(しかも二人とも素晴らしいパーソナリティーも

持ち合わせているという事実に猛烈に感動)、

撮影監督(今年二度目のセザール賞受賞!)の永田鉄男さん

とも知り合え、そして監督としてのヴィンチェンゾの姿を

初めて見ることができ深く感銘を受ける。


2月にはフランス映画祭に合わせて来日した

『屋敷女』の監督や主演ベアトリス・ダルらの取材&

ちょっとしたアテンド。

夏には、北村龍平さんが監督を務める新作SFアニメ

『BATON』の撮影現場に招待してもらいました。

そして、11月にはアレックス・コックス監督の来日イベントで

トークショー司会者デビューも果たし、

素晴らしい時を過ごしました。


それ以外にも、ギレルモ・デル・トロ、ディアブロ・コーディ、

エドガー・ライト、ジョージ・ルーカス、ジャッキー・チェン、

ミーハーなところでは、ミーシャ・バートンやジュリー・デルピー、

レイチェル・ビルソンなどの女優ほか、30名以上の

俳優や監督らにインタビューできました。

世界を代表する才能溢れる人々と触れ合えて、

刺激とインスピレーションをたっぷりもらえて、本当に幸運でしたし

大きな財産となりました。


今年は職業ライター2年目だったわけですが、運よく仕事量も

昨年よりも増えて、その中でも6冊の劇場パンフに執筆できた

のは感慨深いです。

さらに、まったく予測していなかったことですが、今年を代表する

最大の出来事は、図らずとも翻訳家になったということ。


ガンズ&ローゼズという偉大なるバンド(そして個々のメンバーたち)

の持つ真の魅力と才能、あまりにもエクストリームで退廃的な、

命がけのロックンロール的ライフ・スタイルを貫いた彼らの、

アマチュア時代から伝説的なファーストアルバム・リリースまでを、

数々の証言やエピソード、そして無数のレアな写真で構成した

伝記本『レックレス・ロード』。

このデビュー作となる訳書は来年の1月30日発売ですが、

翻訳家というまた違う肩書きで、

大きな一歩を踏み出すことができました。


来年は、この二つの仕事を継続・発展させながら、

新たなビッグ・プロジェクトを進めていきます。

さらに、クリエイティブネスを追求し、深化させながら、

これまでの自分の人生の集大成的なものを創り上げていきます。

これは未知なる領域ですし、今まで以上に意志的であり

チャレンジングな冒険になるでしょうが、

同時にどうなるのか非常に楽しみなところですし、

やりがいもたっぷりですし、とてもエキサイトしてます。


とにかく2009年も健康には十分注意を払いながら、

一日一日、一瞬一瞬を大切にしつつ、

今年以上の活躍を目指し、精進し続けていきたいです。

そしてもちろん、プライベートもさらに充実させていきたいところ!


ではでは、来年もどうぞよろしくです。


良いお年をお迎えください!!!