スマパン(SMASHING PUMPKINS)再結成は4月コーチェラで決まりか?? | Just for a Day: 小林真里ブログ

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映画監督/映画評論家 小林真里(Masato Kobayashi)です

『スマパンは戻ってくるぜ』

なんてことを、昨年、地元シカゴの有力紙
『シカゴトルビューン』にわざわざ広告を打った
ビリー・コーガンであるが、
どうやら、今年も4月にカリフォルニアで開催される

Coachellaフェス

で、復活するそうな。

http://www.nme.com/news/smashing-pumpkins/21996

どうせなら、ロラパルーザで復活しなさいよ。
昔、お世話になったんだからさ!!

と思ったりしたが、まあ今年もまた開催されるとも
決まってないですしね。
今、一番大規模なアメリカのオルタナティヴなフェスは
これだから、仕方がないですな。

イギリスとフランスで年内にツアーすることが、フランスの
ラジオ局で報じられているので、年内の再結成は
間違いない模様。


SM

解散後、実は6年も経過していたのですね。
最後のツアーもその前のツアーも観たが、酷かった
ですからなあ。完全に方向性を見失っていて。
メンバー間の不協和音が表面化して。
アルバムからして、あれでしたからね。

彼らのライヴは、確か5回は観ているはずだが、
94年の『サミアミーズ・ドリーム』ツアー時の、
大雪が降ったあの日の、名古屋クアトロ公演は
決して忘れられないライヴだ。

他の公演では15曲弱しかプレイしていなかった
ようだが、この日彼らは、20曲はプレイした。
しかも、1曲目にプレイされたのは、当時はシングルの
B面にしか収録されていなかった、『HELLO KITTY CAT』。
ディストーション炸裂しまくりでギターがぎゃんぎゃん
叫ぶ、鮮烈なオープニングだった。

ビリーは、ファンから投げ込まれたファンレターを
その場でマイク越しに読んで、場内を沸かせた。
なんて足が長くてポージングが決まっているのだろうか
この男は、と感銘を受けた。
目の前にいたダーシーに、散々がん見された。
ジェイムス・イハは、変な日本語を話していた。
ジミー・チャンバレンのドラミングは、この当時から
既に暴力温泉芸達者であった。

あれから12年。

また、スマッシング・パンプキンズを目撃できるのか。

せめて『メランコリー』時のモードが戻ってきていれば
いいのだが。
かつてないほどの新作を産み出せるほどの、過去の遺産を
ただ食いつぶすだけでない、ポジティヴな再結成で
あればいいが。

そうか、スマパンが戻ってくるのか・・・。





昨日は、かのカート・コバーンも敬愛していた、
SONIC YOUTHと並ぶ元祖グランジ/オルタナの草分け的
存在である、MEAT PEPPETSのフロント・マン、
カート・カークウッドのソロ・ライヴを、
ニュージャージーのMAXWELL'Sで観てきた。


MM

最近リリースされたソロ・アルバム『SNOW』のテイスト通り、
アコギ一本でカントリー&ブルースを披露。
彼のルーツは、パンクやハードコアだけではなかったのだ。
ソロアルバムの曲を全曲プレイし、さらにカヴァー曲や
MEAT PEPPETSの曲も交えて27曲プレイ。

MEAT PEPPETS最大のヒットとなった『BACKWATER』は勿論、
『MTV UNPLUGGED NEW YORK』でNIRVANAもカヴァーした、
『LAKE OF FIRE』や『PLATEAU』『OH ME』の3曲も、
ちゃんとプレイしてくれた。


KURT

初めて生で聴いた、生き残ったカートの歌声は、
とてもリアルで温かみがあり、やさしく心に突き刺さった。


・・・あんなに感動するとは、思わなかったな。



MEAT PEPPETS、早く再結成してくれないかな。